鞍 馬 寺
鞍馬弘教(くらまこうきょう)総本山 (過去、天台宗)
鞍馬山は、牛若丸(源義経)が修行をしたところで、大佛次郎の著書「鞍馬天狗」でも有名
鞍馬寺から『奥の院』を経て貴船川に降りる参道は、
鞍馬山を通りぬける山道、爽やかな自然を満喫しながら参拝することが出来る。
義経の幼少時代の足跡をたどりながら、トレッキング気分で、
参拝することができるのはとても贅沢なこと。
入口の『仁王門』から山反対側の貴船までの距離は、
「さすが牛若丸が修行した場所」と感心する程の厳しい坂道が約2kmも続く。
鞍馬の恩恵を感じながら無理せずゆっくり参拝するのも良いのでは。
叡山電鉄鞍馬駅。すぐに『 仁 王 門 』。ここから鞍馬寺
境内へは約1キロの登坂。
途中の『 由 岐 神 社 』は鞍馬一帯の氏神が奉られ、樹齢800年の杉の御神木には圧倒される。
10月22日夜の「鞍馬の火祭り」は、赤々と燃えさかる無数の松明(たいまつ)と
「サイレイ、サイリョウ」の勇壮な掛け声に、見物客は酔いしれるので、有名。
仁王門から鞍馬寺境内近くまでケーブルカーがあるので利用するのも良い(100円)
高齢化対策なのだろうか、境内に新しい設備があるのは、中山寺のエスカレータ
勝尾寺の入場改札口(駅のそれと同じもの) 現在では それぐらい。
最近は、石段に(車椅子用に)スロープ設置の社寺が 徐々に増えてきた。
鑑禎上人により毘沙門天を本尊として建立された鞍馬寺。
本 殿 金 堂 の神々しさと、眼下に見渡す山々の眺めは必見。
対面に、霊山・比叡の山が見える。
奥の院への石段手前に、 与謝野夫妻の書斎「 冬 柏 亭 」と、歌碑がある。
『 背 比 べ 石 』を過ぎると下り坂になり、堂々たる姿の大木が目立ち始め、
いよいよ澄みきった空気に心地よい緊張感を覚える。
杉の大木が根を張った『 木 の 根 道 』が現れる。
固い岩盤いも負けまいと薄い土層表面で幾重にも絡み合いながら
幹を支える根の姿に「生命の力強さ」感じる。
この『 木 の 根 道 』で牛若丸が修行したといわれている。
僧正ヶ谷の『 不 動 堂 』が見えると山の空気は一段と澄み
不動明王が安置されている御堂からは、威厳と緊張を覚える。
さらに進むと石灰岩により支えられた『 奥 の 院 魔 王 堂 』に到着。
狭い山道が急に開けて姿を現したこの御堂は、
神々の降臨・鎮座される場所とされ、圧倒的な存在感を覚える。
大木や不思議な形の木が見られ、鞍馬山の雄大さと
神秘性の一端を感じながら、山道をさらに降りる。
貴船川の流声が聞こえはじめたら もうすく西門だ。
西門を出ると、貴船川と周辺のやわらかい景色が
それまでの緊張感をほぐしてくれる。
劇場版アニメ 名探偵コナン第7作「迷宮の十字路(クロスロード)」(2003)の舞台の一部にもなった。
寺社仏閣に行くときは 事前にDVDなどで調べてから訪れると、深く楽しむことが出来るのでは。
昭和5年に建てられた与謝野晶子の書斎「 冬 柏 亭 」(東京荻窪にあったもの)が移築されている。
鞍馬弘教を開宗した先代住職の信楽香雲氏が、与謝野門下の歌人であったことに起因する。
霊宝殿(鞍馬山博物館)の2階には、与謝野鉄幹と晶子の遺品を展示した与謝野記念室があり、
晶子が『新新訳源氏物語』を著した時の自筆原稿(「乙女」「玉鬘」「東屋」)が保存公開されている。
<九十九折りの参道>
清少納言 枕草子161段「近うて遠きもの」の例として「鞍馬の九十九(つづら)折りの道」という記述がある。
演歌 川中美幸も 「 ♪ 貴 船 の 宿 」で 歌っています。 ♪ 何処までも 九十九に折れてく 木の根みち ♪ ふたりの明日に 似てますね ~~~~









