　今月初めに開催された福島県の物産展で購入した「なみえ焼きそば」を作ってみることにした。賞味期限は常温で４月末までOKなのだが期限切れになってしまってはお話にならないので早めに食べるべし（※まだ喜多方ラーメンとつけ麺、石巻焼きそばもストックがある）。

　内容はなみえ焼きそばの特徴である極太麺とソース、特製ラードが２食分入っている。そばは讃岐うどんのような太さだが間違いなく中華麺である。これは労働者のために食べ応えがあり、腹持ちがよい食事を提供したいというコンセプトからこうなったらしい。余談だが、同じ労働者向けの麺類でも呉のうどんや釜石市のラーメンは提供するスピード（茹で時間）重視で細麺なのが対照的である。特製ラードはなみえ焼きそばのボリューム役でもあるが、既に腹部などに蓄えている人には使いづらいかもしれない。

　具材は豚バラ肉ともやしミックスを使ってみた。本来はバラ肉ともやしだけでも良いらしいが厳格な決まりはないので野菜多めにしてみた。

　豚バラから脂が出るくらい火が通ったら野菜→麺と順次投入。野菜と麺はあらかじめレンジで加熱しておくと調理時間の短縮にもなる。特に麺は太いのでそのままだと火が入り難いかもしれないので注意が必要である。

　全体が熱々になったらソースをかけて焦げ付く手前で火を止める。焼け具合は好みによりけりだが火が弱過ぎるとソース煮込みそばになってしまうので水分はある程度飛ばしてパチパチ音がするのを止める目安にしている。

　広島県人は甘口のお好みソースに慣れているのでなみえ焼きそばの酸味の効いた味は新鮮に感じる。紅ショウガは本来入っていないと思われるが冷蔵庫の中にあったので薬味としてトッピング。また、青のりは松川浦産のあおさ海苔を使いたいところだったが手持ちになかったので市販品となった。それにしてもコンセプトで謳うだけあって確かに食べ応えがあり、これ１品で充分満足できると思う。

　なみえ焼きそばを買った時に現地で提供しているお店のマップも頂いた。自宅で食べるのもいいけどやはりご当地グルメは現地のお店で頂くのがスジというものではあるまイカ。昨年の８月は当初浪江町まで行く予定だったが台風の接近でキャンセルせざるを得なかったため今年はリベンジしたいと思っている。

　※次回は石巻のブロ友さんから頂いた「石巻焼きそば」の実食レポートをお届けする予定です。

なみえ焼きそば実食