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キミが好きだった「四川酸辣麺」を、今日は一人で食べている。
「ライチ酢入れた?」って、僕の顔を覗き込むように聞くキミの事が、
たまらなく好きだった。
ほんのり甘くて、ちょっぴり辛いスープをすすると、体中にジンワリと
しみわたる。そして、ほどよい酸味が、さらに食欲をそそる。
こんな、ちょうどいいバランスを、ふたりは保つことができなかった。
僕は過去と一緒に、すっかりスープを飲み干して、デザートの
ライチを齧る。そして、支払いを済ませようと席を立った時、
店の扉が開いた。
「いらっしゃいませ!」 店員の明るい声が響く。
入ってきたのは、誰もが振り返るような美しい女性だった。すれ違い
ざまに、目が合った。その時、彼女が微笑んだように見えた。
「毎度!いつもの四川酸辣麺ですね!ありがとうございます」
どうやら彼女は常連のようだ。僕は店を出たあと、「また来るよ…」と
呟き、大きく息を吸った。
【四川辣麺】西中島店
大阪市淀川区西中島3-13-8
06-6101-2433
ちなみに、僕は、スープ 派です。
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