゛ピンポーンベル

リッキー
「不信な奴がまた来たなー、おいらが威嚇して追っ払ってやる 。。。。。ワンワン」

お母さん
「もおっ、リッキーったら、うるさいの!少しはおとなしくできないの?」

リッキー
「何言ってるのお母さん?
いっつも僕が鳴いて追っ払ってるのに。おー、来た来た。
いつもの不信な奴だ。
印鑑を押すとすぐに帰る奴だ。
早く帰れ!!俺にはこの家を守る役目があるんだ!!
ガルルル~ワンワン!!」

お母さん
「リッキー!うるさい!ノー!!」

リッキー
「コラッ、近づくな!それ以上近づいたら噛みついてやるからな。
ワン、ワン、ウー、ワン、ワン。」
「ちょ、ちょっと、お母さん、俺を抱っこしてどこに連れて行くの?
えっ、奥の部屋に閉じこめられちゃあの不信な奴に何されるかわからないよ!」

「お、お母さんここから出して!
あいつをやっつけなきゃ。
ワン、ワン、ワン、ウー、ワン、ワン!!」


……………
インターホンに鳴き声で反応する犬のほとんどは、鳴けば相手がいなくなると学習した子です。

つまり、自分が鳴いたおかげで相手を追い出したと勘違いをしている事となります。

例えば、インターホンを一度も経験した事のない幼犬は、インターホンの音を聞いて鳴くことはまずありません。

警戒心が成長する生後3~5ヶ月の間に自分が不信者かも?と判断をし警戒のための防衛本能で鳴き、その鳴いている最中に相手がいなくなったのを自分が鳴いたおかげでいなくなったと勘違いをしているのです。