長い長い助走のあとに辿り着いた。セドナはそんな場所だった。
助走期間にあたるのは、セドナに行くまでに経験した激動の2年だったとも言えるし、生まれてからセドナに行くまでの42年11か月ということになるのかもしれない。
社会的に見れば「順風満帆」の人生なのに、「いつも、何かが違う」という満たされなさに苛立ちと諦めがないまぜになって、自分を粗末に扱っていた。そう思う。
過去でもなく、まだ来ない未来でもなく、「いま」に意識を向けること。そうすることで悲しみや不安から解き放たれるのだと分かりはじめたタイミングで、突如として思い立った旅のはじまり、はじまり。
