こんにちは!旅育研究家のぬーたです。
みなさんはお子さんから「つまらないから何か楽しいことしたい!」とか「(自分で考えることなく)なんで?教えて?」と言われることはありませんか?
我が家ではそれが日常茶飯事です。
口を開けておけば親鳥からエサをもらえると勘違いせず、自分で考えてもらいたいですよね。
「本物を体験することの大切さ」という記事で、旅行の目的の一つとして本物体験をすること、そして本物体験をすることの効果の一つとして「主体性が育まれること」と書きました。
自分で疑問を持ったことに対して、自らの手で確認してみたり、自分の仮説を専門家に聞いて確認するので、単なるインプットではなく、アウトプットも同時に必要とされます。主体的に動いてみることで、自分の身になる(理解できる)ということを、本物体験をすることで学ぶことができます。
以前、星野リゾートの界川治に行った際に、伝統文化の体験ということで紙漉きと石臼の体験をさせてもらいましたので、今回はそれらを具体例としてどう主体性が育まれていくかを書いていきますのでお付き合いください。
■紙漉き体験
疑問「なんで水をすくうだけで紙ができるの?」
最初にインストラクターがお手本を見せてくれたのですが、完成した紙を見て息子が発したのがこの疑問でした。
僕からは「自分でやってみたらわかるんじゃない?」と返答したので、彼も自分でやってみる気になったようです。
自分でやってみると、最初はほとんど透明な膜しかできないため首を傾げていましたが、回数を重ねると半透明の膜ができてきて、最終的には白い膜になりました。
「水の中の白いフワフワが重なって紙になるんだね!」と新しい発見をして誇らしげです。
このように、「自分でやることでわかる」という経験を何度もすることで、自分から動くという主体性の姿勢が育まれていくのではないでしょうか。
■石臼体験
疑問「大豆はどうやってきな粉になってるの?」
そもそもきな粉が大豆からできていることを知らなかった息子ですので、最初は大豆がきな粉になっていると思わなかったようです。(自動販売機にお金を入れると缶ジュースが出てくるような感覚だった模様。)
途中で大豆がきな粉になっているのだと気付きました。そこで発せられたのがこちらの疑問でした。
石臼の中の凸凹構造を見せて、石臼を回すと石に挟まれて大豆が割れるという説明をしました。外に出てくるまでに砂のようになるのは、何度も割れてどんどん小さくなるからだと気づきました。
息子は食べるのが好きなので、すぐに他の食べ物に関連させて、「小麦粉とかお砂糖も何かが粉々になってるの?」という新たな疑問が浮かんできたので、石臼体験後にスマホで小麦粉やお砂糖の作り方を見せると、食い入るように見ていました。
これらの経験によって直接的に子供たちの人生が変わる訳ではないですが、蓄積されることによって、主体的行動をすることが自分の理解を深めると刷り込まれていくことは間違い無いでしょう。
いかがだったでしょうか?お役に立てましたら嬉しいです。
本日はお疲れ様でした。明日も楽しみましょう!