ソクラテスの隣人たち: アテナイにおける市民と非市民 (歴史のフロンティア)
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ペロポネソス戦争(紀元前431~404年)とは、
アテナイ(デロス同盟)
VS
スパルタ(ペロポネソス同盟)
の戦い。
実は裏で、アケメネス朝ペルシャが
上記の抗争をけしかけて煽ったと囁かれている。
これは昔からよく行われる戦略。
例えば、
A、B、Cという国があり
AはBを倒したいと思っています。
(Aの仮想敵国はB)
愚者は、倒したい相手を
直接的にすぐ攻撃しようとします。
しかし、最後に勝利する
”ずる賢き者”は
敵であるBを、別の第三者Cと
わざと争わせるように仕向け
敵の弱体化をまず図るのです。
Bを内部から崩しておいてから
後に、みずから動いて
本格的に叩くのです。
📝
歴史を振り返ると
過去の大きな戦いの裏には
実は、それをケシカケタ
”真の外交戦略家”が存在するのです。
常に、その裏の存在を忘れてはいけません。
ただ、ケシカケラレタ側が
本当に賢ければ、その手には乗らない。
実際に、ペロポネソス戦争をみれば
わかる通り
戦わされたアテナイは
衆愚政治に陥っており
感情的な言葉に大衆が踊らされ
中身がない、きれいごとをいう政治家が
選挙に当選し政権を握る。
民主政治が機能していない末期状態だった。
もう一方の戦わされたスパルタ側も
当戦争には勝つものの
その後、体制がガタガタになりすぐに衰退する。
これはアケメネス朝ペルシャの
思うツボであり、戦略構想通りともとれる。
📝
すぐに踊らされ、真実・実態・情報を見抜けない
国民が増えて、その国民が無能な政治家を選ぶ。
今回の例は、約2400年前の出来事でしたが
勘のいい方なら、実は現代も同じようなことが
繰り返し起こっている
と気づくのではないでしょうか?
<予防処方箋>
★国民自身がもっと賢くなり
まともな政治家を選ぶ
★すぐに感情的・熱くなったり
すぐに暴力的にならないこと、
そして力に訴えないことが大切
★歴史から教訓を学び
同じ過ちを繰り返さないこと