日本はなぜ敗れるのか?その敗因とは?
なぜ日本が敗れるのか?
なぜ日本は戦争で敗れたのか?
どんどん沈没していくのか?
皆さんはいかに考えるでしょうか?
そのヒントとなる一冊が
山本七平著「日本はなぜ敗れるのか」
この本には、敗因21カ条が書かれています。
言葉を簡略化して記載順に紹介しますと
次のようになります。
1.精兵主義の軍隊に精兵欠如
2.物量、物資、資源すべて不足
3.不合理性
4.将兵の素質低下
5.精神的に弱かった
6.非実用的な学問
7.基礎科学の欠如
8.電波兵器の劣等および物理学の貧弱さ
9.克己心の欠如
10.反省力欠如
11.修養不足
12.陸海軍の不協力
13.一人よがりで同情心欠如
14.兵器の劣悪を自覚し負け癖がついた
15.バアーシー海峡の損害と戦意喪失
16.思想に徹底したものが欠如
17.国民が戦いに厭きていた
18.日本文化の未確立
19.人命を粗末にした
20.日本文化に普遍性なし
21.指導者に生物学的常識欠如
これらをさらに3つのくくりにまとめなおすと
次のようになるかと思います。
1.考え方・思考
2.基礎的専門的知識・知恵
3.メンタル・精神的基盤
では、
過去と同じ失敗を繰り返さぬために
どうすれば良かったのか?
上記3つを変えればよいと考えます。
1に関しては、
スキルアップ、リソース確保、合理的思考、実用化思考、
反省心、協力、仲間と同情、人命を大切に
2に関しては
教育、基礎科学重視、物理学の知識、
基礎的思想、文化とその普遍性確立、生物学の知識
3に関しては
精神力アップ、克己心アップ、個の修養、
負け癖排除、戦意喪失排除、厭きない仕組み、
人間は元来、忘れやすい生き物だからこそ
過去の失敗や歴史から学んでいこう!
失敗学を学ぶという観点からも
ヒントが盛りだくさんの一冊です
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