圧倒的№1をとった後は
歴史は教えてくれます。
例えば、世界史をふりかえると
中国の明もオスマン帝国も
一時期、勢力を拡大し
支配領域を最大限に広げたのですが
現存する外の世界・市場をある程度
征服しつくしてしまったと考えた途端、
興味、成長意欲を失ってしまい、
俺が一番だという傲慢さも生まれ
その後、内向き思考となります。
さらに偏狭偏屈が進み、
長期的停滞・衰退へと向かっていく。
この現象は、
国のみならず企業にもあてはまります。
市場を独占し、№1を獲得すると
傲慢さが生まれ
その時点がピークとなり
スキができ、
そこから
衰退の道へと向かっていくのです。
さらにミクロ的に考えていくと、
この衰退へのプロセスは、
国や企業だけでなく、
「人」の盛衰にもあてはまります。
歴史から学べることは
完全なる達成観を手にいれた後、
征服感→傲慢→衰退へ
という負の道筋に陥らないよう
「謙虚な心」を
忘れてはいけないということです。