世界史から知恵と教訓を学ぶ
世界史(失政、事件、戦争など)から
現代に生かせる
たくさんの教訓や智恵があります。
古代からざっくり振り返ります。
歴史好き、癒し王ふじです。
因みに、教科書は山川でした。
●古代エジプト
ナイル川氾濫期に失業する農民を救う公共事業として
ピラミッド建設するも、財政逼迫、王権は弱体化
財政と公共事業のあり方を再考
●カデシュの戦いにおける神殿のレリーフ
王の偉業として「誇張」され書かれている
昔の有名人の偉業は、だいたい誇張されているから
額面通りにはとらないこと
●アッシリアは、ヒッタイトから製鉄技術を学び
戦車や騎馬隊を組織し、強大な軍事国家へ
ライバルの技を学び、取り入れ、自分を強くする(生かす)
自分を成長させる鉄則!
●軍事力を背景に、周辺諸国を力で支配
アケメネス朝
バラバラなものをまとめあげるには、まずは「力」が必要
●支配地の統治の仕方
アケメネス朝は、宗教、信仰の自由を認め、旧来の支配組織をそのまま利用
吸収合併などで併合した場合、どこまで前の組織統治形態をいかすか
どこまで自由を認めるか?
※ローマは、征服した土地を属州とし領土拡大政策をとる
●ミケーネ文明、発達の要因
銀山開掘、貨幣鋳造→財政力増大 ※文明発達 鉄板パターン
●アレクサンドロス大王
偉大なカリスマ統治者は、一代、短期間で一気に市場を席捲するも
亡くなると、後継者争いがおきて、分裂・崩壊する
●要所をめぐる争いは定期的に起こる
地中海の覇権争いローマとカルタゴ争い
要所でライバルに勝った者は、その後しばらく周辺地域の支配者となる
●戦いでは、新兵器を開発したもの(新しい戦い方を編み出したもの)が勝つ
ローマは、カルタゴとの戦いでコルヴスという新兵器を開発(跳ね橋)
●戦いでは、自らの「強み」を生かした方が勝つ
ローマは、堡塁や防衛施設を早くつくるのがうまい(土木技術が強み)
●戦いでは、相手の強みを消し、こちらの強み生かした方が勝つ
ローマは、重装騎兵が主であるパルミラ軍に対し、
軽騎兵の機動力を武器にして勝利(有利な戦い方=戦術をとる)
●戦争に勝ったものは、土地を得、賠償金を得、有利な条約を結ぶ
●市民の人気とりに
ローマでは、パンとサーカスの政策
(小麦を無料で配給、無料サーカスイベント)
今におきかえると政府の飴は、減税や特例控除など
●金力と権力が1点集中すると・・・私物化してしまう
アテネは加盟都市の納める資金を管理するが、私物化してしまう
西郷隆盛は、「功のあった人には禄を与えて、能力ある人には位を与えよ」
と言ったが、禄と位は明確に分ける必要があるように思う。
●ヒンドゥー教
時代の状況に応じて教義や信仰内容を変化
時代に即して庶民になじみやすいようにしたことで長い時代残った
●500年続いたアンコール朝の王位継承システム
戦闘、により決着、本当に力が強いものが王に
今の時代は力だけでは治められない
●始皇帝の秦は、わずか15年で滅亡
農民の犠牲大きく、土木工事に多くの財力費やす
人民への収奪過酷、民衆の窮乏→ 政権は長続きしない
●隋 煬帝は暴君
無謀な高句麗遠征、大規模な土木工事で民を疲弊
膨大な人の徴用は民の反感を買い崩壊へ
●宋 北方、西方異民族の侵入許す
文治政治を行うが、外交には消極的
内だけをみていては、外から滅ぼされる
●モンゴル帝国
有能な指導者を失うと、大帝国は分裂し混乱へ
※アレキサンドロスと同じ
●300年続いた清の後継者の決め方
皇帝は生前後継者を発表しない
指名書は死後開封
後継者争いを防ぎ、長い平和の実現へ
平和的な後継者決定方法かもしれない
●スコータイ王朝の統治法
不満のある民は、王に直訴できるシステム
下の意見を聞き入れる
社員が社長に直訴できるシステム、これもアリである
●アユタヤ王朝
力で領土を拡げ属国として支配
貿易で富を得る、資源(金、銀、塩、香辛料)、略奪、奴隷
交通の便がいい要所に本拠地を構える
新しいマーケットをいち早く開拓したものが先行利益を得る
力、貿易、資源をおさえることが定石
●組織が巨大化するとまとめきれず分裂
アッバース朝
一気に領土を広げ過ぎると、
まとめられずに分裂
急激に店舗数を拡大させると破滅するチェーン店と似ている
●サラディン死後、アイユーブ朝
権力争い→衰退、滅亡へ
カリスマ統治者(経営者)がいなくなると、
権力争いから、衰退、滅亡はいつものパターン
●アッバース朝の統治法
中央集権、軍強化、交易で儲ける→富と人を集める
これも昔からの鉄板のやり方
●プレヴェザの海戦
オスマンが、ヴェネツィア・スペイン海軍を破る
地中海という要所の覇権争い
要所の戦いに勝った方が、のちの支配権を得る
(制海権、制空権、支配権すべてを手に入れる)
いわゆる天王山の戦いには、全勢力を集中
●黄金の都、ソンガイ王国(マリ)
岩塩、金による塩金貿易で繁栄
資源をおさえて、貿易で儲けるのが繁栄の鉄則
●統治者が宗教をどう扱うか?国の明暗をわける
宗教を改宗して生き延びることもある
キリスト教改宗で生き延びたフランク王国
弾圧して反感を買うこともある
ネロ皇帝・・・
宗教をどう扱うか?統治に利用するか?は統治者次第
●ヴァイキング
交易と略奪でヨーロッパを席捲
イスラムから、銀、香料を輸入し、
毛皮、蜂蜜、奴隷を輸出
●ザルツブルグの繁栄(カトリックの中心)
ここでとれる塩による富を独占、大領主に
資源の独占は、富の独占 これも昔からの繁栄の鉄板
●宗教の世俗化
聖職者の腐敗へ 聖職売買も行われる
宗教の世俗化は、日本でも仏教がそうなったように









