助産師&針灸師で養蚕やって糸とか紡いでいる人と言えば岐阜県郡上に住んでる加藤祐里のことです -155ページ目

東洋医学と産後の眠り

東洋医学では
人の身体は「気・血・水」から成り立ち
産後は「血虚」貧血の状態です。
母乳も血から作られるので
血虚が進みやすい状態です。

血は全身の臓器、髪や爪、肌に栄養を与えるので
産後に髪が抜けたり
肌が乾燥しやすかったりします。

また血は昼間全身をめぐって
身体が活動する原動力となりますが
夜間は肝の臓にとどまって
身体を休めて眠ることができます。

血によって思考や感情を安定させるので
血虚だとイライラ、クヨクヨしやすくなります。

眠りが浅いのは
血虚の影響も考えられます。

私も出産後3か月の時に
眠いのに横になっても眠れない。
赤ちゃんは母乳をのんでよく寝てくれて
育児の悩みもないのに
ただ眠れなくてなんだかとてもクヨクヨする。

鍼灸院へいったら
1週間ぶりに眠ることができました。

鍼の先生によると
おっぱいが良く出る人ほど
ちょっとづつ血虚が進むから
自覚なくひどくなるそうです。

産後3か月、6か月、9か月がピークだよ、
と言われて
やっぱり私も息子二人ともその時期に
調子を崩しやすかったです。

無理をしないことが一番ですが、
子連れで通える鍼灸院もありますから
お悩みの方はお試しあれ。