富岡市に工場があり、車載アンテナや電子機器用コネクターなどを手掛けるヨコオは、世界最小の「スプリングコネクター」という製品を開発したと発表しました。 研究開発を行ったヨコオの富岡工場では5日、報道発表会が開かれました。

 スプリングコネクターは、ピン、チューブ、スプリングの3点で構成されており、バッテリーや基板などの接続に用いられるコネクタです。

 スプリングを応用しているため、伸縮耐久性に優れ、着脱が容易で振動にも強いのが特徴です。

スプリングコネクターの主な特徴は次のとおりです。

  • バネが入っているため、揺れがあっても接触障害が起こりにくい
  • 省スペースで接続できる
  • 極数や接点数、接点高さなどの種類が豊富
  • ワンタッチで着脱できる製品も多い

 スプリングコネクターは、モバイル機器や輸送機器など振動を伴う機器に使用されます。

 また、海外メーカーではポゴピンコネクタとも呼ばれ、ポゴスティック(ホッピング)という玩具に似ていることからこの名称が付けられたと言われています。