留学生のキャリア教育について(自論) | 外国人日本就職塾

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留学生のみなさんは、どこの国で生まれましたか?

 

少なくとも日本ではないですよね。

留学する前は日本とは違う環境の中で生活してきましたよね。

着ている服、住んでいる家、そして食事。すべてにおいて日本と違っていたはずです。

自分の生まれて育った国と留学した日本とどんなところが違うと感じましたか?そして、日本で何を学びましたか?

日本語だけでなく、異文化の環境の中で新しい発見(気づき)はなかったですか?

 

コロナ前からお金を稼ぎたいから、自分の国には仕事が少ないからという理由で日本に来る留学生が増えたと感じています。

 

私には、日本に来た目的はどうでもいいのです。

ただ、せっかく異国の地を経験することができたのですから

その経験をどうやって生かすのかという考えをもっと持ってほしいです。

 

世界には自分の国以外の国へ行きたいと思っても行かれない人がたくさんいます。

お金をただ稼ぐだけでなく、お金を稼ぐ+αもつかみ取ってほしいです。

そして、その方が結果的にたくさんのお金が稼げることに早く気がついてほしいです。(実際にそういう人がいるのですから)

また、将来は自分でビジネスをしたいと夢を語る留学生がいます。

その夢を実現するためにも文化の違いをよく観察し、何かビジネスにできることはないかと考えながら生活してほしいです。

 

日本は人手不足です。コロナ後もしばらくは、外国人に助けてもらうことになるでしょう。

しかし、私はそう長くは続かないと思っています。

日本人1人で100人分の仕事ができるテクノロジーが突然、開発されるかもしれませんし、それは決して夢物語ではないからです。

 

+αを意識しない状態は、当然、日本に責任があります。

留学生に日本語や日本の文化を教える以外に彼ら彼女らに刺激を与えるような教育をしていないからです。

日本のレールに乗っけるような教育ばかりしているからです。

乗っけることは日本で生活する上で必要かもしれませんが、乗っけ方を工夫すべきです。

もっと、日本と母国との違いを意識させ、それを感じとり、その違いの中に新しいアイデアがあることを気づかせる教育が必要です。

そのアイデアの中に新しいビジネスが実際に生まれていることを紹介していくべきです。

今は当たり前にようにありますが、ベトナムのバインミー専門店がその一例だと思います。

 

文化の違いを活かさないのは留学生だけでなく、日本にとってももったいない話です。

 

私はこれから日本と母国の違いをどのように活かすかをテーマに留学生のキャリア教育を行っていきます。

(実は、一部の学校でそれを実践させてもらっていますが…)

ちなみに私も一緒になって学んでいます。違いを知るって楽しいですね。

留学生のみなさん、これからは、今まで感じてきた文化の違いを活かすキャリアを考えていきましょう。

 

次回に続く。