楽天SEO業者とその手法について | 楽天的SEO・SEMバイブル

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楽天内でのSEO対策や広告を始めとするSEM、そして一般的なEC業界に関して書きます。
運営に苦労している店舗の集客の手助けになれば・・・

楽天にお店を出していると、必ずSEO業者から営業電話やメールがきます。




『購入者レビューを1件150円で増やせます』


楽天サーチの検索入力補助や関連キーワードに店舗名が表示できるようにします


『店長ブログのアクセス数を増やしてランキング上位にします』


などなど・・・




このような対策、あなたはどうお思いでしょうか?



肯定的な意見も、否定的な意見もあるでしょう。


もしかしたら、既に利用している人もいるかもしれない。



これから述べる事は、あくまでも私個人の所感であるので、

都合の悪いことがあれば聞き流して欲しいです。






まずは、これらの対策の善し悪し(ルール的な)を客観的に判断してみましょう。



一つ目の『レビューの記載』に関して。



これは、SEO業者が保有する複数のアカウントから架空の注文を入れて、

商品の発送を行わずして購入者レビューを書くということです。


実際にSEO業者に手法を確認したので、だいたいはこのような内容であるはず。



本来、店舗関係者のレビュー記載などの自作自演行為は禁止されています。



けれども、基本的にこの方法をとっていれば、楽天側から判断するのは難しいのかもしれない。



ただ、楽天側からの最新の発表によると、

2011年4月度に『店舗関係者による自作自演行為』で厳重注意が1件あります。



絶対にバレないということはない、と心得ておいた方がいいと思います。




二つ目の『検索入力補助や関連キーワードへの店舗名表示』。



これは、大量の検索クエリーを送信するスパム行為
ということで、

楽天側から禁止行為として正式に発表されています。



最近は取締りが厳しくなったためか、あまり見かけなくなりましたが、

楽天サーチを使用していると、怪しいキーワードはまだまだ出てきます。



何はともあれ、ブラックな手法です。




三つ目の『店長ブログのアクセス数アップ』。


これに関しては、楽天は直接的な禁止はしていない、はず。



ただ、アクセス数の推移などを見ていると、

あきらかに業者を使っているのがわかってしまうし、バレやすい対策である気がします。




まぁ以上の対策を見る限りでは、ほぼブラックなことしかやっていないということです。




以下所感。



率直な感想を言わせてもらうと、この程度のSEO対策にお金を払った上で、

退店のリスクを背負うのは割りにあわない。




そもそも本当のSEO対策というのは、このようなスパムの手法を使ったり、

でっちあげのレビューを書き連ねることではないはずです。



ブラックな手法を用いて、無理やり商品を表示したところで、

それがお客さんの求めるものでない場合は、

自然に淘汰されてしまうでしょう。



SEO対策など、googleにしろ楽天にしろルールを作っている側が絶対なのだから、

どんなに欺いたってルールが変われば通用しません。



それよりも、例えば商品名やキャッチコピーを工夫したり、

商品を購入したお客さんから生のレビューをもらう工夫をする方が、

よほど効果的で素晴らしいSEO対策だと思います。




SEO対策にはまっとうな手法が山ほどあるのに、

なんでこういう業者はブラックな手法ばかりを提案するのだろうか。



結局、SEO対策の本質がわかっていないから

上辺だけの対策に囚われているのではないでしょうか。



本当の『Search Engine Optimization=検索エンジン最適化』を理解している業者と

出会える事を切に願ってしまいますね。