2019年6月28日
渋谷109の地下2階に
テイクアウトフードが集まった
モグモグスタンドがオープンしました↓
モグモグスタンドは
20歳前後の若者にブームとなっている
食べ歩きをコンセプトにした食のフロア
かつての渋谷や原宿など繁華街は
若者がおしゃれをして出かける場所でしたが
最近の若者はファッションよりも
食べ物目当てに出かける場所と変化しています
食べ歩きができる街として
渋谷・原宿よりも若い女子に支持されているのが
コリアンタウンとして知られる新大久保
二十歳前後の女子は新大久保を
しのくぼという韓国読みで呼ぶ↓
防弾少年団やTWICEなどK-popの人気で
韓国のファッションや食べ物が
日本の若い世代には憧れの存在となっています
新大久保で食べ歩きをする
10代~20代の女子↓
ファッションやメイクも
K-pop歌手をお手本にしているようです
90年代~2000年代前半の若者は
着飾って渋谷など繁華街に繰り出し
そこでまた洋服を買うというお金の使い方でした
画像は90年代後半の渋谷のファッション
この時代は食費を削ってでも
洋服代に当てるという学生も多かったのでは
当時は細身のモデル体型が
若い女子の憧れだったこともあり
食い気より色気優先の時代でした
その後の日本は
経済の低迷や増税で所得が減り
衣食住のうち一番先に削られたのが衣
上の画像を見ると先進国のなかで
GDPが減ったのは日本だけ
失われた20年と呼ばれる経済の低迷で
洋服にお金をかけないことが当たり前になり
プチプラファッション全盛の時代となりました
若者の遊びは
着飾って繁華街でショッピングではなく
食べ物を片手に街歩きを楽しむことに変化↓
外見に気を使うよりも
SNSに載せるためのタピオカや
チーズドッグを行列に並んでまで買うようになりました
若い世代が色気より食い気に走ったため
渋谷109のようなファッションビルは
洋服の販売だけでは厳しい状況
そのため109は今回オープンした
モグモグスタンドという
フードコートに力を入れる戦略に出たと思われます
今の若者も食べ物だけでなく
ファッションにも興味を持っていますが
昔のような若者自信が作り出したファッション文化ではなく
韓国のファッションやヘアメイクを取り入れているだけ
90年代は人と違うことが良いとされ
個性が認められた時代だったため
若い世代が周りの目を気にすることなく
流行や文化を自分たちで作り出していた↓
画像は90年代後半の
裏原宿系ファッション誌
裏原宿系の個性的なファッションや
渋谷のギャル文化は
のちにクールジャパンや
日本のkawaii文化として海外に注目された
今でも海外から注目されている日本の文化は
90年代までに作られた文化の遺産です
個性よりも周りから浮いたり
目立たないことを求める最近の風潮のなかで
今後も海外に発信できるような
新しい文化を若い世代が作り出せるのか注目しています
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