あまりテレビを見なくなってしまったのでニュースでの報道ぶりがわからないのですが、
4月になってから、健診で血圧や肥満度などの診断基準がゆるくなる(正常な人が増える)のでは、という情報がありました。
たとえばネット上のニュースでは、
<人間ドック学会「健康診断の正常値 緩めるべき」NHKニュース>(2014年4月4日付)。
当時ブログ用にリンクを保存しましたが、
今は「エラー ページを表示できませんでした」となっています(^_^;)
ほかに朝日新聞デジタルやブログでも見かけましたが、
ブログにのせようと確認していたら「日本報道検証機構」というところの「GoHoo」に
<「人間ドック学会、健康基準を緩和」は事実誤認> という記事がありました。
報道関係者むけの発表資料がこれです。<新たな健診の基本検査の基準範囲>
日本人間ドック学会と健保連による150万人のメガスタディー
資料によれば、
そもそも「本委員会の研究目的」として
<1.人間ドック健診受診者個々の健診結果データを解析し、新たに予防医学の観点から大規模研究により検査の基準範囲を性別、年齢別に作成する 。
2. 人間ドック健診受診者の個々の臨床検査値や 他の健診指標を同じく大規模研究により5年間追跡調査を行い、他の企業定期健診受診者のデータと比較検討し人間ドック健診の有用性を検証する>
ということで、目的は「人間ドック健診の有用性を検証するため」で、
最低でも5年間の追跡調査を行うということです。
詳しくはリンク先を見ていただくとして
まだ途中の報告ですし、しかも数値を出す対象とした人は
<l基準個体とは:いわゆる健康人
l条件は下記である
・既往歴で下記の疾患や入院歴のある者を除く
・悪性腫瘍、慢性肝疾患、慢性腎疾患など
・退院後1か月以内の者
・現病歴で下記のものがある者を除く
・薬物を常用している者(高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症等の疾患の治療のため)
・B型肝炎・C型肝炎の者
・ BMI値:25未満、喫煙なし、飲酒1合未満/日、血圧 130/85未満の者>
であり、
<これら最終的に選び出された超健康人(スーパーノーマルの人)の約1万ー1万5千人の個々の検査値から基準範囲を求めた >(リンク2番目の発表資料から)
そうです。
スーパーサイヤ人じゃなくてスーパーノーマルの人というのがいるのですね(笑)
むかしは、腰椎にヘルニアがあれば、腰痛の原因となるとみられていましたが、
健康な人のデータが集まるとともに変わってきました。
どうみても痛くなりそうな、神経を圧迫しているように見えるヘルニアの画像でも、
まったく痛みがなくふつうに生活している人が大勢いて、
逆にヘルニアはなくても腰痛で苦しんでいる人がいるのがわかってきたからです。
腰椎のヘルニアがあれば=腰痛がある、というのが
「推測」にすぎなかったことが明らかになりました。
ですから今回のように健康な人のデータを多く参考にするのは
新しいい発見がありそうで期待できます。
結論は「将来、健康診断などでの判定基準がいくつか緩和される可能性がある」
というところのようです。
