昨日はちぱり動画にご好評をいただき、ありがとうございました!

日頃の狼藉ぶりとのギャップがよかったんでしょうか。

なんとも得なヤツです。


では今日は、秋の夜長にちぱの歴史をご紹介。


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ご存知の方も多いかと思うが、楽助さんは捨て猫であった。


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目も開かないような時期に3兄弟1袋で路傍に捨てられていたところを

心ある方に拾われ、育てられ、つながれ、うちにやってきたのだ。


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あまりに早く母ネコのおっぱいを失った彼らのお腹を満たしたのは、

洒落た模様のつるつるした容器から湧き出る粉ミルクだった。

硬く、毛が1本も生えていない哺乳瓶だったが、3匹はひしっとつかんだ。


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離乳を始めた楽助さんは、まず乳母のぶきちさんが

おネコ入りの時に持たせてくれたぬいぐるみをちぱり始めた。

兄弟の匂いがついたそれは、生後1か月と5日あまりで

ついにひとりぼっちになってしまった彼の心を支え続けていたんだろう。


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しばらくの後、人肌の良さ(主に噛み心地方面ではあるが)に気づいた彼は

あたしの指もちぱるようになってくれた。

ただ、手のポジションは常に「真剣哺乳瓶白刃取り」で、

決してフミフミ運動をすることはなかった。

そりゃあそうだ。

フミフミのことなんて、覚えてるわけがないのだから。


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ところが夏も佳境を迎えた頃、楽助さんの海馬が急にうなりを上げた。

いつものように白刃取りをしていた手が、ふにゃっと動いた。

フミフミだ。


あたしは息をつめてそれを見ていた。


それからというもの、フミフミはどんどん盛大になっていき、

そして昨日ご披露したような完成形(?)となったのである。


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子供は母親を忘れるかもしれない。

でも母親は決して子供を忘れないだろう。


楽助さんがこうしている時、そう遠くないどこかで暮らしている母ネコが

少しでも彼の思いを感じることができるのならば、

唾液で指紋がふやけようと、生臭いにおいが染み付こうと、

人差し指を提供し続ける価値はきっとあるのだとあたしは信じている。


***私信***************************

サエコポン、写真、借りたね~。アリガト:-)


10/19 誤植修正。サエコポン、またまたありがと~。