昔々あるところに、美しい娘がいました。

かわいそうなことに、娘は継母とその娘に虐げられていて、

王子様主催の舞踏会が催される今日も、床磨きをさせられていました。

どこかで聞いた話のようなのは、気のせいです。


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「私だって舞踏会に行きたかった・・・」


娘の目から、涙が零れ落ちました。

そんな姿を見かねた噛ませキリンは、呪文をとなえました。


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「テクマクマヤコンテクマクマヤコン・・・」



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「きゃっ!」



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なんということでしょう、すっ裸だった娘の体が、

美しいドレスに包まれてているではありませんか。


「これで舞踏会に行けるわ!」


お城に現われた光り輝かんばかりの娘を見て、

王子様はひと目で恋に落ちました。


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「ああ美しい姫君、僕の妃になってくれないだろうか」


がっつく王子様。

すると娘は頬を赤く染めて・・・


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「気安く声かけるんじゃないわよ、

このオタンチン!

あーやだやだ、帰るわッッ!」



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そう、娘は今流行のツンデレラだったのです。

あまりの恐ろしさに、王子様は硝子の靴を拾うどころじゃありません。

カーテンの陰に隠れて、念仏を唱えながらちびっちゃいましたとさ。


めでたしめでたし。