初孫、というのは、往々にしてネコッ可愛がりされることが多い。一挙手一投足が物珍しく、新鮮味がある。比較対照がいないため、欠点さえも得難い美点のように見える。賞賛され、肯定される。そうやってスポイルされた結果、とんでもないオトナができあがることもある。まあ、何を隠そうあたしがその一例だ。


ネコが来た、と聞いた母親が、「木曜、行く」とメールをよこしたのが月曜日。なんでも慎重派の彼女にしては、異例の腰の軽さである。初孫への思い入れが、彼女を突き動かしたのだろう。


mom

で、来るなり、これだ。半世紀をイヌとともに過ごした、慢性イヌ派のはずだったのに。


gift

奥様業が長く、人付き合いのツボを心得ている彼女は、出産祝い・・・じゃなかった、おネコ入り祝いまで持ってきてくれた。愛されてるなぁ、楽助。ちなみに、カメのぬいぐるみが入っているのは、彼女が飼っているキャバリアの名前が「かめ」だからである。


who are you?

さっそく開封。「かめおにいちゃんと仲良くしてねドキドキ」母の甘い声が響く中・・・


kick

楽助、問答無用で激しく攻撃。それを見た母は、「あら~~、元気なのねぇ!可愛いわぁ!!」と本気で大絶賛。


このパターン・・・


頼む楽助、あたしみたいな腐ったオトナにはならないでくれ。