高知旅行⑤ 紫電改展示館

旅行3日目。


朝、大阪へ帰る甥っ子達と中村駅で別れ、今回の旅行のもう一つの目的地、
愛媛県の愛南町へ向かう。


そこには、日本国内でただ一機現存する、太平洋戦争末期に活躍した戦闘機「紫電改」が展示されているのです。


中村駅から1時間強、ついにやって来ました。

小学生の頃、繰り返し読んだマンガ、「紫電改のタカ」。

そして、昭和54年にこの地の海で発見された紫電改が引き揚げられるドキュメンタリーをテレビで見た記憶。


大人になって何冊かの本に出会い、搭乗員だった6人のことを知りました。

数年前に、その実機がここに展示されていることを知り、いつか見にきたいと思っていた事が実現しました。

ちばてつや先生直筆の色紙も展示されています。

「ニッコリ笑へば必ず墜す」の刺繍が入った紫のマフラー。

これは、
山本司令長官護衛戦闘機隊の一員でもあり、紫電改戦闘三◯一飛行隊(新選組)の杉田上飛曹の合言葉を、地元の女学校の生徒さんが刺繍したものなのだそうです。


(マフラーは、杉田上飛曹の編隊の二番機として行動をともにされた、笠井上飛曹のもの)


2時間ほど、ゆっくりと展示された品々を拝見させていただきました。



最後に奥さんと二人で折鶴を捧げ、合掌。

展示館の外には、紫電改が沈んでいた湾が静かに輝き、青い空が広がっていました。