近江商人の町 五個荘へ

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今日は青春18切符で少し遠出して、東近江の五個荘町へ、近江商人の豪商のお屋敷を見に行きます。天秤棒を担いで行商に出ていた近江商人というイメージですが、なぜこの地が豪商を生んだのか、前から謎でした。今日はその謎が解けるのか?!とっても楽しみです!そして夏休みでのんびりしてる息子も一緒に行くことに。

快速米原行きに乗り、京都から50分ほどで能登川駅に着きます。能登川駅から5キロほど南に歩いたところに五個荘町はあります。道中、綺麗な小川沿いに歩く素敵な道も。

今日は曇っていて、風もあって涼しいです。

五個荘町に着くと、まずはコメダ珈琲でモーニング❣️コメダは飲み物の値段に追加料金無しでモーニングが付くので、アイスコーヒー500円で、この豪華さ❣️なので大入満員で、少し並びました〜。ゆで卵か卵ペーストか選べて、卵ペーストに。とても美味しい❣️

充分休憩して、いよいよ豪商めぐりです。書道の博物館、観峰館の前を通ります。中国風の建物が目を惹きますが今回は入館せず、先を急ぎます。


近江商人屋敷巡りには、4館共通券(近江商人博物館、外村繁邸、中江準五郎邸、藤井彦四郎邸)1,150円を買いました。他にも博物館以外の3館共通券1,000円もあります。

先ずは藤井彦四郎邸へ。

鋳物の洋風な門構えに広いお庭!

あっ、やはり天秤棒の行商姿が!

早速お邪魔します。

昭和9年に建てられた客殿です!とても広くて豪華!L字型に庭に面した作りで、美しい池泉回遊式庭園の緑をふんだんに取り込んで、庭と一体になったお部屋です。

広くて風が通っていて、どこからでも緑が見えていて、、、こんなに素敵な贅沢な空間て無いです❣️

お庭から見た建物

ガラス戸を開けていても閉めていても、緑を映していています。


部屋よりはるかに広い庭あってこそ出来るお部屋で、ヨーロッパの宮殿のように内装のゴージャスさだけで競う建築とは全く別物です。これが日本の美なんだな〜としみじみ思います。藤井氏はヨーロッパへも行って色々見て来た結果、やはり迎賓館としてこの建物を建てたということは、日本の庭園と一体になった部屋が素晴らしいと思っていたということですね!現に、スイスの山小屋に感銘を受けて、洋館もこの部屋の隣に建てているんです。でもメインはこのお部屋!

見飽きることのないお部屋です。

菊水鉾が飾ってあってビックリ。実は藤井商店は呉服店として烏丸通から一筋西の室町通で商売をしていたんです。

室町通や新町通は大店の連なる豪商の通りで、山鉾もとりわけ豪華でした〜。

とても広い床の間。

畳が一段高く、玉座というか高座というか、そんな感じです。

蒔絵の書見台。

江戸時代の屏風絵も。

廊下を行くと

立派なトイレ!

全体に茶室のような作りです。

トイレの個室の中の

壁や天井も茶室的です!


そして手洗いの素敵な鉢

カエルの付いたボウルです。

そして隣の、スイスの山小屋を模して作ったという洋館へ。廊下で繋がっていて、ガラッと雰囲気が変わります!

灰皿付きポーカー台。四隅の窪みが灰皿!


全体に重厚でヨーロッパの調度品で統一されています。


次は移築してきた藤井氏の生家です。これも廊下で繋がっています。

先ほどの客殿と違って、簡素で実用的です。帳場。



座敷

奥座敷




おくどさんのある台所。右側は女中部屋。

女中部屋


お庭に出てみます。

琵琶湖の形をした池には橋がかかっていて



島も浮かんでいます。



美しい緑の中にちょこんと屋敷があるという感じで、お屋敷自体も広大なのですが、それ以上にもっともっと広大な庭です。


あまりの邸宅ぶりに驚きで、見るところも多く、最初の1館目でかなり時間をとってしまいました。

こちらで300円で「藤井家 家訓」という冊子を買いました。


敷地図と間取り図が載っています。


長くなったので一旦終わります。

2024.8.16