この土日は朝から雨だったのでウォーキングに出掛けずにお家で服作りしてました。晴耕雨読ならぬ、晴歩雨縫です。

先日、北野をどりを観て、長唄と三味線の素敵さに魅せられ、伝統芸能って素敵❣️と盛り上がり、次は来月、能を観に行く事になりました❣️能と言えば、以前西陣の織成館で能衣装の展示を見て、それが唐織のとても美しい装束でした。帯地を衣装として全体に使っている豪華さ!帯は縦に縦に織られているので、縦に垂らすと柄の全てが見えてとても美しく、帯として締めると一部の柄しか見えなくて勿体無いなぁと思ったものでした。

帯の柄に能衣柄というのがあって、特に秋草文様は刺繍の様な唐織でボタニカル柄が織られている、超豪華で可愛い大好きな柄です❣️能楽には能衣柄で!と急きょ作りました。

秋草文様なので、萩とか桔梗とか、季節がちょっと違うのですが、柔らかい春の様な色目と雰囲気がとても好きなで、これにしました。

とても豪華な唐織の花々。

絹糸の光沢感が豪華です。

帯の地は薄ベージュとモスグリーンの暈しボーダーで、柄が多いのでボーダーとは気付かなかったのですが、裏地は柄が無いのでハッキリしたボーダーでした。襟に使いました。脇役の切り替えの生地としてボーダーを使うと、何だか瓜坊の様になるのでやめて、以前解いて使っていなかった吉祥花文の帯の裏地を使いました。部材を使い切るとなんだか嬉しいです。

ベージュとモスグリーンのボーダーなので、襟の押さえのステッチもボーダーの色に合わせて糸を変えてみました。細かい芸ですが、この帯を解いていて、帯の端をまつり縫いしている所が、柄の色に合わせて何回も細かく糸の色を変えてまつってあるのを発見して、せめてボーダーに合わせるくらいはしないとバチが当たるかな?とやってみました〜。

後ろ姿

斜め横から


中に着るワンピは、黄緑っぽい色無地で作るかな〜。元々緑色は大好きなので何色もあります。しばらくあれこれ考えて楽しみます❣️

2024.3.24