二葉和洋菓子店さんでたっぷりお菓子を買って、次の目当て、ワコールKCIギャラリーへ向かいます。JR西大路駅南側にワコール本社。実はここではなく、駅北側のワコール京都店の方だと言われ、そちらへ向かいますが、あれ?鳥居がある!本社の一角に鳥居。
和江(わこう)神社で、京都の守護神として龍神様がワコール京都店のある場所に鎮座さたのでお祀りしていたところ、本社を西大路の南のこちらに移す機会に、守護神として移転されたとのこと。京都の昔からある会社には色々と歴史的ないきさつがあるようで素敵です。
1階の玄関で、係の方を呼ぶシステムです。
このKCIギャラリーは、西欧の服飾を収集、研究していて、その中の数点を展覧会として見せてくれるのです❣️しかも無料です。今回の展示テーマは花柄❣️花柄好きの私としては、是非行かなきゃ!です。
わーすごい!!
ドレス(ローブ・ア・ラ・フランセーズ)1760-80年代フランス製。
フランス革命の頃ですね。ベルサイユのばらに出てくるような素敵なドレス❣️実物を見たのは初めてです!!
横から。
後ろから。トレーンが背中からスカートと一体になっていました!後ろスカートが引きずらくらい長く、列車のように長いのでトレーン。ウェディングドレスでよく見かける優美なデザインです。
生地拡大。光沢がありますが、綿で、花柄は刺繍ということです。綺麗〜
肩から裾までのゴージャスな飾り。生地を細かく折りたたんで、幅広のブレードのように用いています。これは取り入れてみたい技法です。
前身頃はレースのキャミ風で、ローブを羽織ったようなデザインです。ひょっとしたら、身頃がレースで水色のスカートと一体になった薄いドレスの上に、このドレーン付きのゴージャスな水色のガウンコートを羽織っているのかもしれません。
袖。レースと二重になっています。
優美な後ろ姿❣️❣️
次は紳士用室内着。紳士も花柄!18世紀のイギリスまたはオランダ製。生地はインド製。唐草的な柄です。
こちらはデイ・ドレス。1840年代。国は不明。生地はウール!
横から
生地拡大。ウールのプリント地ですね。
レースのケープが華やか!
次はホルターネックのイブニングドレス。エルザ・スキャパレリという、ココ・シャネルのライバルだったファッションデザイナーの作品。1937年頃の比較的新しいドレスです。スカートは細かいサンバーストプリーツ(プリーツの幅が上は狭く、裾に行くほど広いプリーツのこと)でストンとしたシルエット。生地は絹デシン。
こちらは現代的で、今でも充分着れるデザインです。
会場の右側半分は現代のブランドの作品で、撮影不可でした。現代のも見て、やっぱり一番素敵だったのは、ローブ・ア・ラ・フランセーズ、最初の水色のトレーンドレスです❣️日本は、その頃、1700年前後に美しい元禄小袖が流行っていたようです。和洋、いずれも甲乙つけ難い美しい衣装が300年ほど前にはあったんですね〜❣️タイムスリップして見てみたい!
綺麗なものをたくさん見せてもらって、幸せ気分で帰り道です。
西大路から阪急の駅まで行くのですが、前から見たかったJR京都駅北側の羅城門の模型を見に寄ります。なかなか南の方は来る機会がないので、来たついでに行きたいところがてんこ盛りです!
梅小路公園を通り抜けます。大好きな白木蓮の蕾が大きく膨らんでいます!
これは何の実だろう?
公園内は小川があってのどかな感じ。
梅もまだ咲いている木があります。
ありました!羅城門1/10模型。
真横から見ると、小さな橋付きの門があります。
どこから見ても美しいですね。
ここから東本願寺の前を通って、烏丸通を北上して烏丸駅に向かいます。
美しい門を見て。
近寄って見ると、とても綺麗な意匠です。
この門はちょっと古い感じです。
パンの自販機があって、そう言えばお腹が空いたなと、1個買いました。
2時過ぎごろ、阪急烏丸に到着しました。予定より少し遅れましたが、朝から色々見歩けて大満足のウォーキングでした❣️
2024.3.14