今日は大阪住之江に用事があり、その後、せっかく南海沿線に来たので和歌山まで足を伸ばしました。南海電車の特急サザンは、自由席なら普通乗車券だけで乗れるので、安くて早くて、ちょっとした旅行気分が味わえて和歌山がとっても近く感じました。(難波から和歌山市駅まで970円、59分)

昔から時代劇をテレビでよく見ていて、特に暴れん坊将軍、吉宗評判記の吉宗のお城を見たかったんです。徳川御三家の一つ、紀州徳川家です。

南海和歌山市駅から歩いて15分ほどでお城の内堀に到着。

西の丸跡から入ってすぐに鶴の溪という、昔鶴を飼っていた所。


庭園にしてはちょっと違う、ビオトープか何かかと思っていましたが、鶴の飼育場なら納得です。


次に西の丸庭園(黄葉溪庭園)へ。

ワクワクするアプローチ!






御橋廊下という、上り坂になった廊下状の屋根付き橋。


高低差があるので、滑らないようにか、板を重ねて階段状にしてあるのですが、足の裏が痛かったです。

外から見ると、こんなに高低差のある橋です。

次は茶室紅松庵へ。


今日は風があってとても寒いので、この茶室で暖まりました!

とても美味しい草餅です!❣️

抹茶碗も素敵です。

こんな美味しいお菓子を素敵な茶室で頂けて470円て、凄い太っ腹です!!

広大な紅葉溪庭園の残りを見ます。


橋に小道に、ワクワクするお庭です。このお庭は無料で入れます。


庭園を出て、いよいよ天守閣へ向かいます。


お城は石組みが見所です!長い階段も美しい!




着きました!



中には鎧兜や武器の展示がありました。



いよいよ天守閣のテラス?からの眺望!

美しい櫓(やぐら)と多門櫓の奥には紀の川が見えていて、感動的な美しさです!

本日の一歩き一句


紀の川を 今日も見下ろす 寒春の城


(勝手な解説)こんな寒い日は訪れる人も少なく静かなお城だが、悠々と流れる紀の川を吉宗の頃と変わらず見下ろしているよ。



テラスを一周回ってみて、やはり紀の川を望む方角が一番和歌山らしくて良かったです。でも手袋もマフラーも家に忘れてきて、テラス、気持ち良いところですか冷たい風がビュービュー吹いて身体の芯まで冷えました〜。今日は寒い!!

天守閣だけは入城料が400円くらい必要です。

南の丸跡に動物園!


砂の丸跡に、一部紅梅になってる珍しい白梅がありました。



美しい岡口門を出ます。


旧大村家住宅長屋門。長屋門とは、家臣を住ませるための長屋で、一部開けて門として使っているもの、と言うことで、ベースは長屋なんですね。

中は見れず、外をぐるっと回ってみます。



次は再度お城を通り抜けて、来た道を駅へ戻り、南海和歌山市駅から特急サザンで帰ります。

その前に中華のランチを食べました。お城北側のホテルの3階、蘭香園さん。美味しかった〜。温もった〜。


いよいよ駅へ。

車窓から紀の川をパチリ。鴨川が京都の人にとって、なくてはならない景色であるように、紀の川は紀州の人の心の故郷なんでしょうね。美しい流れです。


ずっと寒い曇り空でしたが、和歌山城は本当に綺麗で、とても好きになりました!また暖かくなったら来たいな〜と思いました。

お城の売店で梅うどんと梅そうめんを買い、紀伊國名所図会という本も見つけ、図会好きの私としては迷わずゲット。カラー版で豪華です。

図会の中を少しご紹介します。今はお城の外堀は残っていない所が多いようですが、当時は水路として使われている大きな外堀があって、夕涼みの夜店で大賑わい!

こちらは紀の川河口の港。海上交通で大賑わい。

こちらはお城の東堀で、そのまま今も残っています。岡口御門の鯉を見る図。


今度はこの図会を持って歩いて、城下町和歌山をもう一度じっくり見てみたいです!

それにしても寒かった〜。

2024.2.22