年末から、西陣織の帯を使ってコートを作っていまして、未完成ながらどんな感じか先週のブログに載せてみましたが、更に3着目を三連休を利用して作りました。

3着目は、西陣織の唐織の枝梅文。金銀糸を使って、草花や紋様を刺繍の様に織り出す浮き織りと言われる技法を使って織られていて、とっても豪華です❣️

本体は少しサーモンピンクがかった淡いピンクで、帯の裏地は青みがかったピンクだったので色調が異なり、合わせる脇役の生地をどれにするか悩みましたが前に買って持っていた着尺の反物を使う事にしました。

色味はピッタリです!ただ帯地に比べるとかなり薄いので、裏に接着芯を総貼りして厚みを調整しました。

前回、まだ裏地も襟も付いていなかった吉祥花文の方も、ほぼ出来上がりました。やっぱり襟が付くとグッと完成度が上がります!


3着とも同デザインで、後ろ身頃も前身頃と同じように中心に帯が入っています。

3着目に寄り道していたので、3着とも裾の始末とボタン付けがまだで、進捗率9割位で一斉に止まっています。

打合せのデザインはダブルブレストの変形版で、ボタンは向かって右の肩に付けて、帯に穴を開けたく無いのであと数個は大きめのスナップボタンを付ける予定です。

西陣三姉妹❣️なんちゃって〜



観梅用に枝梅文のコートがいいな〜と思ったんですが、「花と一緒に咲くのは野暮」らしいですね!知らなかったです、、。どんなに素晴らしい柄も、本物には敵わないから野暮ったいらしいのです。確かに本物が咲いている時にわざわざ着なくてもいいか、、。着物は先取りが粋らしいので、そろそろ着始めないといけないのか?うーん悩みます〜。他にも桜柄が好きなので、銀色の唐織の桜柄の帯と元禄枝垂桜紋の帯もあって、同じ様に作ろうと思っているのですが、春でもまぁ花見じゃない時に着ようかな?と思います。あっ!私の大好きな京都府立植物園は常に何か咲いているので、花柄は着て行けない事になりますね!そう考えると八方塞がりです〜。

2024.1.8