また京都府立植物園へバラを見に。3週連続です。満開は過ぎて、散るバラも素敵なので、それを撮りに。阪急四条烏丸から、烏丸通を通らず、1本東の東洞院通りを北上します。烏丸通よりは信号が少ないので時間の節約になります。

東洞院通りはおしゃれな建物が多いです。

新風館


マンションや商業ビルのお庭も素敵です。


キョロキョロしているうちにあっという間に御所です。

松林をぬけていると、松茸の香りが!確か北原白秋の句に、「松に松の風、椎に椎の風」(風が吹いても、葉の擦れる音が木によって違う)というのがあって、音の違いは分かりませんが、香りは分かります。

楠木もよく香ります。


いつもの鴨川東岸です。昨日の雨で水量が増えています。今日もどんより曇空で、歩くにはちょうどいいです。


ピーヒョロと聞こえるのは、この方でした。この前も同じところで声が聞こえましたが、今日は対面しました。この辺りを猟場とされているんですね。撮り続けていると鬱陶しかったのか去られました。



さてバラの美しい散り際を撮ろうとやって来ましたが、どうでしょうか。


見事です!


凄いです。美しいです。

昨日の激しい雨で、重い花を支える茎が折れたり曲がったりして下を向いているお花が多かったです。比較的花びらの少ない種類は上を向いていました。


「散る桜 残る桜も 散る桜」という句がありましたが、バラの散り際は、私はそういった儚さは感じず、むしろ華麗なままの最期で美しい〜と思いました。西洋の花に侘び寂びは通用しないのでしょうか?


バラ園を堪能して、次は圓光寺へ向かいます。一乗寺の方です。近いと侮っていたら、渡る橋を間違えて時間を食ってしまいました。


京都の東端なので、山がすぐそこに。狭い道を行きます。


素敵なアプローチです。



階段を登り切ったところに、龍のお庭がありました。


とても広い池泉回遊式庭園です。


観光客も少なく、広いお庭を独り占めです!

お庭から更に素敵な竹林の間の階段を上がると


徳川家康の廟がありました。


そこからの展望!

椅子もあったので、しばし休憩です。森の中で清々しい上に良い眺めで最高です。


先にお庭を拝見しましたが、本堂に上がってみます。

前面を開放した、お庭と一体になって風の吹き渡るお部屋でした。建物の内と外が区別なく一体になっていて、こんな所で昼寝してみたいです!



何かいい香りがすると思えば、床の間に飾られていたユリでした!


iPhoneのパノラマ撮影すると、ちょっと曲がりますが、こんな感じです。


別棟の展示室があり、そこからの外の景色が、よく磨かれた木の床に緑が照り映えて素敵でした。


このような美しい襖絵も!!

池泉回遊式庭園と龍の庭、眺望良し、襖絵まで!圓光寺さん、最強過ぎます!!!


たっぷり堪能して、次は近くの八大神社へ。

ここは宮本武蔵ゆかりの神社です。勝負の神様として、有名です。若い頃、吉川英治の宮本武蔵を読んで以来、大ファンです。


武蔵の像。原寸大では無いのか、昔の人は小さいのか、とても小さく感じました。


お顔はこんなお顔。一乗寺下り松で吉岡一門と決闘したのが武蔵21歳の時なので、まだあどけなさの残るお顔に感じました。萬屋錦之介演じる武蔵を見ていたので、もっとオジサンだと思っていたけど、若かったんですね!


近くに決闘の跡地があります。

吉岡一門70余名をたった1人で倒した武蔵!まさに天才剣豪ですね。三国志でも名人と呼ばれる使い手は危険な職業柄、やっぱり早死にしますが、武蔵は長生きでした。頭も良くて、色々考えて、素敵な人です。また読み返してみたくなりました。


帰り道は哲学の道を通って、南禅寺へと下って行きます。

新緑が清々しいですが、外国人観光客が多かったです。


南禅寺界隈は本当に人が多かったです。そそくさと通り抜け、四条河原町のサンマルクでゴールです。


今日は初めて訪れた圓光寺がもう大大大好きになり、一気に自分の好きなお寺ランキング上位に!武蔵とも対面でき、とても嬉しいウォーキングとなりました。

2023.5.20