天才の誤算:ノーベル賞受賞者のヘッジファンドの話は知ってますか?その4
LTCMは年初からの運用のマイナスを7月の時点で解消しましたが、それはさらなる危機、崩壊への坂道へとつながる原因となりました。
この時、手元に残ったのは流動性の低い資産ばかり・・・ブラジル国債・デンマークの住宅ローン債権・ロシア国債・などなど・・・
1998年8月17日(月)ロシアはモラトリアムを発動します。つまり、当時、経済改革が思うように進んでいなかったロシアは対外債務の支払を一時的に遅らせる措置に踏み切ったのです。
20日(木)には世界的な株安となります。
アジア通貨危機・ロシア経済破綻による信用不安・株安の中、世界中の投資家は安全な投資先へと資金を集中します。
その対象は米国債でした。
アメリカの国債価格は上昇します。・・・この時LTCMは割高な米国債を売って信用力の低いジャンク債を買う戦略をとっていたのですが、割高な米国債がさらに上昇し割安なそのほかの債権がさらに下落する歴史的に非常にまれな状況の中、損失を発生させてしまいます。
1998年8月21日(金)の1日だけで5億5300万ドル(497億7000万円/1ドル90円)の損失を発生させてしまいます。
Long-Term Capital Management(ロングタームキャピタルマネジメント、通称:LTCM)内では、当時1日の最大損失は3500万ドル(31億5000万円/1ドル90円)と想定していたそうですから16倍近い損失を発生させたことになります。
この時点で、1998年の年初、8ヶ月前には46億ドル(4140億円/1ドル=90円)あった自己資金は30億ドル(2700億円/1ドル=90円)へと減少し、35%近い損失を発生させています。
LTCMの戦略は「必要な資金は潤沢に供給される/必要なだけ世界中から投資や融資を受けれるドリームチームである」「相場は連続的に変動し途切れることはない/流動性があり常に取引可能」の2つの前提に支えられていました。
歴史的にそれまではあり得なかった状況の中、対応しきれない危機におちいっていたのです。
当時、ジョージ・ソロスは、ロシアのモラトリアルで20億ドル(1800億円/1ドル90円)の損失を出していました。しかし、別途5億ドルの資金をLTCMが調達することを条件とし、5億ドル(450億円/1ドル90円)を8月末までに投資するとの提案をしていました。これは実現しませんでした。
なお、この時はウォーレン・バフェットは全く関心を持たなかったそうです。
そのころ、銀行はヘッジファンドへの融資を絞り始め、各ヘッジファンドは資産を売却し始めます。
8月末香港金融庁は株式市場の買い支えを放棄。
NYダウ平均は512ドル安。
そんな中、9月第1週、銀行の一部はLTCMに資金の繰り上げ返済を要求します。
9月10日(木)LTCMの自己資本20億(1800億円/1ドル=90円)割れになり、年初から55%の損失を発生させています。当時、LTCMが決済口座を開設していたベア・スターンズの口座残高は決済停止水準の5億ドル(450億円/1ドル=90円)を下回ってしまいます。
ちなみにLTCMが決済口座を開設していたベア・スターンズは、2007年にアメリカにおけるサブプライムローン問題が原因で経営が急速に悪化、ニューヨーク連邦準備銀行が緊急融資を行い、2008年5月30日付けで、同業のJPモルガン・チェースに救済買収されました。
9月20日(日)時点。1日に億ドル(90~100億円)単位の損失を発生させ続けています。
9月21日(月)には、5億5300万ドル(497億7000万円/1ドル=90円)の損失を発生させ、自己資本は10億ドル(900億円/1ドル=90円)を下回ってしまいます。
9月22日(火)には1億5000万ドルの損失、自己資本は7億7000万ドルまで減少します。年初46億ドルからは83%の減少です。すぐにでも破綻の可能性がある状況に陥ります。
同日7時30分、NY連銀総裁のフィッシャー氏と主要3行の首脳会談が開かれます。この会議でLTCM破綻時には17の銀行で30~50億ドル(4500億円/1ドル=90円)の損失が想定されると想定されます。そして、LTCMの株式取引調査、債券取引調査、銀行団としての代対策策定の為の3チームが組織されます。
同日16時30分、NY連銀総裁のフィッシャー氏と主要3行首脳は再度、電話会談を行います。
同日20時、金融システムの健全性維持の為、NY連銀でコンソーシアム(銀行団)会議が開かれます。メリルリンチからは、コンソーシアム(銀行団)組織することと、40億ドル(3500億円/1ドル=90円)資金拠出の提案がされますが、合意に至らず、翌日10時会議再会が予定されます。
9月23日(水)10時NY連銀にて、同日13時まで会議の再会が延期されます。
その間、同日、11時40分、LTCM会議室にてウォーレン・バフェットからの提案書が検討されます。
提案内容は「バフェット運営の投資会社バークシャー・ハサウエイ、AIG(保険大手)、ゴールドマン・サックスの3社でLTCMを2億5000万ドル(225億円)で買収可能。その場合バークシャー・ハサウエイ30億ドル(2700億円)3社合計で37億ドル(3330億円)を資本注入する。返事は12時30分まで。」というものでした。
同日、12時20分。LTCMは、ウォーレン・バフェットに買収ではなく出資を要請しますが交渉は決裂。
同日、13時。LTCMは1000億ドル(9000億円)の銀行借り入れ。1兆ドル(90兆円)超える取引残高を抱えたままの破綻危機が伝えられる中、NY連銀にて銀行団による救済策がまとまります。
その救済策は、主要銀行11行はそれぞれ3億ドル(270億円)、フランス系銀行2行はそれぞれ1億2500万ドル(112億5000万円)、リーマンブラザーズは1億ドル(90億円)、合計36億5000万ドル(3285億円)を負担するというもの、LTCMの残存自己資金5億ドル(450億円)と合計でようやく必要とされる40億ドル(3600億円)を満たすギリギリの救済策でした。
1998年の年初、約9ヶ月前には46億ドル(4140億円/1ドル=90円)あったLTCMの運用資金は5億ドルへと90%減少しただけでなく。LTCMの90%は銀行団の持ち分になり、自己資本は全額顧客資産とされることとなります。
1998年9月25日(金)LTCMの自己資本は4億ドル(360億円)まで減少。年初から91.3%減少です。
9月26日(土)LTCMに提示されたコンソーシアム(銀行団)の基本契約内容は、「設立者、ジョン・メリウェザー氏他パートナーの3年間留任。運用手数料引き下げ。ファンドの管理・運用を厳しく監視。」LTCM側にとっては屈辱的なものであり、受入は拒否されます。
9月27日(日)銀行団とLTCMの交渉はドロ沼化します。また、月曜日の市場が開き損失が拡大することをが懸念される状況が続きます。
9月28日(月)条件交渉が重ねられLTCMと銀行団がようやく基本契約契約に合意。FRB電子送金システムの稼働時間を延長し36億5000万ドル(3285億円)がLTCMに払い込まれる。
9月29日(火)FRB政策金利引き下げ
10月15日追加利下げ。これをきっかけに市場の動向が反転します。
そして、追加利下げの1年後、1999年10月。LTCMは、約1年で36億5000万ドル(3285億円)の内26億ドル(2340億円/1ドル=90円換算)を銀行団に返済完了し、年内に完済のめどをたてます。
2000年年初まで契約通りの運用を続けたLong-Term Capital Management(ロングタームキャピタルマネジメント、通称:LTCM)は、ファンドを清算し、残りの10億ドル(900億円)を銀行団に返済、当初予定されていた3年間よりはるかに短い期間、半分以下の1年3~4ヶ月でLTCMを清算することとなります。
それに先立って1999年11月には、LTCMの設立者、ジョン・メリウェザー氏とパートナーたちは「JWMパートナーズ」を設立します。LTCMのファンド清算・銀行団への最後の送金と前後して新たな運用資金の募集を開始します。
その後、「JWMパートナーズ」は、2007年にはじまった世界金融危機により、2007年から2009年にかけて資産の44%を失う大きなダメージを受け、2009年7月にファンドを清算しているます。
ジョン・メリウェザーは、2010年に三度目のヘッジファンドとなる、JM_Advisors_Managementを立ち上げ、運営していると伝えられています。
次回は・・・
天才の失敗からの教訓!?:ノーベル賞受賞者のヘッジファンドの話は知ってますか?その5
この時、手元に残ったのは流動性の低い資産ばかり・・・ブラジル国債・デンマークの住宅ローン債権・ロシア国債・などなど・・・
1998年8月17日(月)ロシアはモラトリアムを発動します。つまり、当時、経済改革が思うように進んでいなかったロシアは対外債務の支払を一時的に遅らせる措置に踏み切ったのです。
20日(木)には世界的な株安となります。
アジア通貨危機・ロシア経済破綻による信用不安・株安の中、世界中の投資家は安全な投資先へと資金を集中します。
その対象は米国債でした。
アメリカの国債価格は上昇します。・・・この時LTCMは割高な米国債を売って信用力の低いジャンク債を買う戦略をとっていたのですが、割高な米国債がさらに上昇し割安なそのほかの債権がさらに下落する歴史的に非常にまれな状況の中、損失を発生させてしまいます。
1998年8月21日(金)の1日だけで5億5300万ドル(497億7000万円/1ドル90円)の損失を発生させてしまいます。
Long-Term Capital Management(ロングタームキャピタルマネジメント、通称:LTCM)内では、当時1日の最大損失は3500万ドル(31億5000万円/1ドル90円)と想定していたそうですから16倍近い損失を発生させたことになります。
この時点で、1998年の年初、8ヶ月前には46億ドル(4140億円/1ドル=90円)あった自己資金は30億ドル(2700億円/1ドル=90円)へと減少し、35%近い損失を発生させています。
LTCMの戦略は「必要な資金は潤沢に供給される/必要なだけ世界中から投資や融資を受けれるドリームチームである」「相場は連続的に変動し途切れることはない/流動性があり常に取引可能」の2つの前提に支えられていました。
歴史的にそれまではあり得なかった状況の中、対応しきれない危機におちいっていたのです。
当時、ジョージ・ソロスは、ロシアのモラトリアルで20億ドル(1800億円/1ドル90円)の損失を出していました。しかし、別途5億ドルの資金をLTCMが調達することを条件とし、5億ドル(450億円/1ドル90円)を8月末までに投資するとの提案をしていました。これは実現しませんでした。
なお、この時はウォーレン・バフェットは全く関心を持たなかったそうです。
そのころ、銀行はヘッジファンドへの融資を絞り始め、各ヘッジファンドは資産を売却し始めます。
8月末香港金融庁は株式市場の買い支えを放棄。
NYダウ平均は512ドル安。
そんな中、9月第1週、銀行の一部はLTCMに資金の繰り上げ返済を要求します。
9月10日(木)LTCMの自己資本20億(1800億円/1ドル=90円)割れになり、年初から55%の損失を発生させています。当時、LTCMが決済口座を開設していたベア・スターンズの口座残高は決済停止水準の5億ドル(450億円/1ドル=90円)を下回ってしまいます。
ちなみにLTCMが決済口座を開設していたベア・スターンズは、2007年にアメリカにおけるサブプライムローン問題が原因で経営が急速に悪化、ニューヨーク連邦準備銀行が緊急融資を行い、2008年5月30日付けで、同業のJPモルガン・チェースに救済買収されました。
9月20日(日)時点。1日に億ドル(90~100億円)単位の損失を発生させ続けています。
9月21日(月)には、5億5300万ドル(497億7000万円/1ドル=90円)の損失を発生させ、自己資本は10億ドル(900億円/1ドル=90円)を下回ってしまいます。
9月22日(火)には1億5000万ドルの損失、自己資本は7億7000万ドルまで減少します。年初46億ドルからは83%の減少です。すぐにでも破綻の可能性がある状況に陥ります。
同日7時30分、NY連銀総裁のフィッシャー氏と主要3行の首脳会談が開かれます。この会議でLTCM破綻時には17の銀行で30~50億ドル(4500億円/1ドル=90円)の損失が想定されると想定されます。そして、LTCMの株式取引調査、債券取引調査、銀行団としての代対策策定の為の3チームが組織されます。
同日16時30分、NY連銀総裁のフィッシャー氏と主要3行首脳は再度、電話会談を行います。
同日20時、金融システムの健全性維持の為、NY連銀でコンソーシアム(銀行団)会議が開かれます。メリルリンチからは、コンソーシアム(銀行団)組織することと、40億ドル(3500億円/1ドル=90円)資金拠出の提案がされますが、合意に至らず、翌日10時会議再会が予定されます。
9月23日(水)10時NY連銀にて、同日13時まで会議の再会が延期されます。
その間、同日、11時40分、LTCM会議室にてウォーレン・バフェットからの提案書が検討されます。
提案内容は「バフェット運営の投資会社バークシャー・ハサウエイ、AIG(保険大手)、ゴールドマン・サックスの3社でLTCMを2億5000万ドル(225億円)で買収可能。その場合バークシャー・ハサウエイ30億ドル(2700億円)3社合計で37億ドル(3330億円)を資本注入する。返事は12時30分まで。」というものでした。
同日、12時20分。LTCMは、ウォーレン・バフェットに買収ではなく出資を要請しますが交渉は決裂。
同日、13時。LTCMは1000億ドル(9000億円)の銀行借り入れ。1兆ドル(90兆円)超える取引残高を抱えたままの破綻危機が伝えられる中、NY連銀にて銀行団による救済策がまとまります。
その救済策は、主要銀行11行はそれぞれ3億ドル(270億円)、フランス系銀行2行はそれぞれ1億2500万ドル(112億5000万円)、リーマンブラザーズは1億ドル(90億円)、合計36億5000万ドル(3285億円)を負担するというもの、LTCMの残存自己資金5億ドル(450億円)と合計でようやく必要とされる40億ドル(3600億円)を満たすギリギリの救済策でした。
1998年の年初、約9ヶ月前には46億ドル(4140億円/1ドル=90円)あったLTCMの運用資金は5億ドルへと90%減少しただけでなく。LTCMの90%は銀行団の持ち分になり、自己資本は全額顧客資産とされることとなります。
1998年9月25日(金)LTCMの自己資本は4億ドル(360億円)まで減少。年初から91.3%減少です。
9月26日(土)LTCMに提示されたコンソーシアム(銀行団)の基本契約内容は、「設立者、ジョン・メリウェザー氏他パートナーの3年間留任。運用手数料引き下げ。ファンドの管理・運用を厳しく監視。」LTCM側にとっては屈辱的なものであり、受入は拒否されます。
9月27日(日)銀行団とLTCMの交渉はドロ沼化します。また、月曜日の市場が開き損失が拡大することをが懸念される状況が続きます。
9月28日(月)条件交渉が重ねられLTCMと銀行団がようやく基本契約契約に合意。FRB電子送金システムの稼働時間を延長し36億5000万ドル(3285億円)がLTCMに払い込まれる。
9月29日(火)FRB政策金利引き下げ
10月15日追加利下げ。これをきっかけに市場の動向が反転します。
そして、追加利下げの1年後、1999年10月。LTCMは、約1年で36億5000万ドル(3285億円)の内26億ドル(2340億円/1ドル=90円換算)を銀行団に返済完了し、年内に完済のめどをたてます。
2000年年初まで契約通りの運用を続けたLong-Term Capital Management(ロングタームキャピタルマネジメント、通称:LTCM)は、ファンドを清算し、残りの10億ドル(900億円)を銀行団に返済、当初予定されていた3年間よりはるかに短い期間、半分以下の1年3~4ヶ月でLTCMを清算することとなります。
それに先立って1999年11月には、LTCMの設立者、ジョン・メリウェザー氏とパートナーたちは「JWMパートナーズ」を設立します。LTCMのファンド清算・銀行団への最後の送金と前後して新たな運用資金の募集を開始します。
その後、「JWMパートナーズ」は、2007年にはじまった世界金融危機により、2007年から2009年にかけて資産の44%を失う大きなダメージを受け、2009年7月にファンドを清算しているます。
ジョン・メリウェザーは、2010年に三度目のヘッジファンドとなる、JM_Advisors_Managementを立ち上げ、運営していると伝えられています。
次回は・・・
天才の失敗からの教訓!?:ノーベル賞受賞者のヘッジファンドの話は知ってますか?その5
私は失敗の教訓から学べる限りのことを学んだ。ラリー・ウイリアムズ
私は失敗の教訓から学べる限りのことを学んだ。ラリー・ウイリアムズ
『ラリー・ウイリアムズの相場で儲ける法』1ページ 13行目
■ラリー・ウイリアムズの相場で儲ける法・ラリー・ウイリアムズ著・林則行・林康史[訳]・日本経済新聞社
失敗から学ぶ・・・当たり前の様に使われている言葉。わたしは、本当に失敗から学んでいるだろうか?
相場、投資、トレードに限らず、日々の仕事や生活の中でも・・・あなたはどうでしょうか?
『ラリー・ウイリアムズの相場で儲ける法』1ページ 13行目
■ラリー・ウイリアムズの相場で儲ける法・ラリー・ウイリアムズ著・林則行・林康史[訳]・日本経済新聞社
失敗から学ぶ・・・当たり前の様に使われている言葉。わたしは、本当に失敗から学んでいるだろうか?
相場、投資、トレードに限らず、日々の仕事や生活の中でも・・・あなたはどうでしょうか?
なぜFXで負ける人が多いのでしょうか?90%以上の人が最終的には負けると・・・
なぜFXは90%以上の人が負けるのでしょう?
「初心者の条件はロスカットができないこと」と言う人もいます。何年FXを経験していてもロスカットができない人もたくさんいるようです。
そんな・・・ロスカットができないひとがFXに取り組む人の60%と仮定すると・・・
ロスカットができるようになった30%の人たちがいるとします。ですが、そんなせっかく「ロスカット」ができるようになった人もトレードを重ねると・・・しだいに原資を減らしてしまうようです。どうしてなのでしょうか?
90%以上のひとが負けて(資金を減らしてしまって)10人に1人しか勝ち続けられないのでしょうか?個人的には95%以上のひとが結局のところうまく行かなくてFXから撤退してしまうような気もします。。。
原因の一つは、あきらかにロスカットができないことのようですね。。
「初心者の条件はロスカットができないこと」と言う人もいます。何年FXを経験していてもロスカットができない人もたくさんいるようです。
そんな・・・ロスカットができないひとがFXに取り組む人の60%と仮定すると・・・
ロスカットができるようになった30%の人たちがいるとします。ですが、そんなせっかく「ロスカット」ができるようになった人もトレードを重ねると・・・しだいに原資を減らしてしまうようです。どうしてなのでしょうか?
90%以上のひとが負けて(資金を減らしてしまって)10人に1人しか勝ち続けられないのでしょうか?個人的には95%以上のひとが結局のところうまく行かなくてFXから撤退してしまうような気もします。。。
原因の一つは、あきらかにロスカットができないことのようですね。。