簡易移植手術
以前ES-175のPAFをヒスコレ レスポールに簡易移植して鳴らす実験をしましたが
今回は1964年製のFENDER DUOSONICが実験の餌食に・・・・
ピックガードのネジを外すと PU一式ごと取り出せます~~
PGから電気系を取り外します
上がフロントPU
下がリアPUです 反対向きに装着されています
マグネットの極は方位磁石で分かります
ストラトの本を見て調べたのですが1961年の途中まではマグネットがN極がトップだそうです
それ以降はS極がトップになっているようです~~
わたすのストラトだとリンディーのリアル54ですがセンターは フロントとリアとは逆極でコイルも逆巻きです・・・
方位磁石を使って調べてみると
リアル54のセンターはN極トップ
フロントとリアはS極トップ
そしてこちらのDUOSONICのPUだとフロントはN極
リアはS極
コイルの巻き方向についてですが・・・・
こちらはわたすが完全手動手巻きでPUを完成させる前の抜け殻の写真です
先ずコイルは黒のコード側にコイルをハンダ付けします
この写真のままPUの抜け殻は動かさない状態で言うと
写真の左方向にコイルが向かいマグネットに沿って巻きます
これはヴィンテージのストラトもこの方向で巻いてあるようです
そしてこちらのフロントPUを見ると
左側の黒い線のところからマグネットのイン側を通っているのが見えますでしょうか?
右側は巻き終わりなのでマグネットから遠いアウト側から白い線に向かっていますですね
これはヴィンテージのストラトと同じ巻き方向ですがトップはS極ではなくてN極
こちらはリアですが写真の向きを逆にしてありますので 上がブリッジ方向になります
今度は逆に右側からスタートして逆巻きされているのが分かりますでしょうか?
右のコイルがマグネットのイン側を通り 左の巻き終わりはコイルのアウト側を通っています
こちらのマグネットはリアル54のフロントとリアと同じS極トップになります
フロントとリアのミックスポジだとハムのようにパワーのある音になるように設計されています
そして1964年後半にはコイルの皮膜が変更されているそうです~~このコイル皮膜の違いについては音にも微妙な違いがあるかもですね~~?
そしてストラトのPGを取り外して・・・・・
ストラト用のカバーをはめると ポールピースが飛び出して無いのでこんな情けない姿になります・・・
1964年製のストラト用のPUだと1個で15万円くらいはしていて買えませんので
これで我慢しておきます~~
汚いので写真は小さくしておきますね~~w
以前はSugi RainmakerをSSSにしたPGが活躍します~~
汚い焼きストラトにDUOSONICのフロントPUが簡易移植されましたですお~~~≧(´▽`)≦
汚いけど写真を大きくしておきます~~Talbo風のスラブネックを付けています
ストラトって特にフロントとセンターは音が良好なので気になるのはリアですよね~~だから実験はリアに取り付けたんです~~
こんな雑な取り付け作業でPUが断線していて音が出なくなっていたら悲惨です・・・・
急いでFender SuperSonic22で音を出してみました~~~
ブ~~~ン!!と爆音!!!w
一瞬 PUの断線?? 5秒くらいは頭の中はパニック!!!でしたが・・・
この現象だとPUの断線は関係無いですよね~~A=´、`=)ゞ
そうそう~~アースだ!! PGの下にアルミの板が重ねてあるのを思い出しました~~w
ビニール線を剥いでスイッチとボリュームとトーンとジャックとストラトの裏からのアースと全部繋ぎました~~
これで音が出ました~~^^
音は良いですね~~~てか これはかなり良い!!
わたすの完全手動手巻きのPUよりも音は良いです~~~
プラシーボだろう!ブラインドテストをしてみろ!と言われそうですが・・・
わたすの場合はプラシーボ効果でもなんでも自分の脳が良いと思ったら その思い込みでもOKなのです~~
この感覚はPAFの簡易移植の時に似ていて このまましばらく弾いていたくなる感覚です~~ムフフ
この実験はやってみて良かったですわ~~
実験終了後すぐにDUOSONICに付け戻して音を鳴らしました~~
これはこれでショートスケールの影響なのか チープさもプラスされた少し違う独特な音です~~
エレキはネックが重要と言う意見が多いのですが PUが7割だ!って言っていた方もいたような気がします・・・・考え方は人それぞれで面白く楽しい世界ですね~~~
わたすがブログに書いている多くのものは家で小さな音で弾いている自分の感想です~~
スタジオやライブでの音量ではまた違ってきますです~~