夏日の中のご来場ありがとうございました。

 

 

 

 開口一番は三流亭楽栗さん 「たらちね」 

 

 何回か掛けているので安定の出来。

 

 オリジナルのサゲもマクラで振っているので分かりやすいですね・

 

 

 私は夏なので「青菜」…前半の旦那の貫禄を出すのが難しいのですね。

 

 今でも、十周年記念の安楽庵楽安さんの高座を思い出すし、一部の口調に楽安さんが乗り移っている気がする時があります。

 

 後半のボケの連発が大好きな噺です。

 

 

 後半は「怪談特集」と銘打って怪談噺?を二席。

 

 まずは 㐂八家五円さん 「お菊の皿」

 

 長くなるためか前半を大幅にカットして後半は大爆笑!!

 

 

 私は本当の怪談?…「団子坂奇談」

 

 関屋の独演会で扇辰師の高座を聞いてひっくり返った噺。

 

 

 今まで前の方がどんなにウケてもその雰囲気をそのまま頂いて行くので困った経験や嫌だった経験は無かったのですが…今回はほぼ地噺で静かに入る噺なので五円さんの爆笑の余韻が正直邪魔に。

 

 用意していたマクラも長すぎるので短くして噺に入ったので、心の動揺が出たのか主人公が

 

 「武士の世も長く続かない…」

 

と言うのを

 

 「町人の世も長く…」

 

と言ってしまい…途中で気がついて

 

 「あ、間違い。武士の世も…」

 

と言い直しました。

 

 その後に

 

  「お菊の霊が邪魔している」

 

とか言って誤魔化しましたが…50年やっていて自分から

 

 「間違った」

 

と言ったのは初めてかもしれません…2回目かもだけど…。

 

 他人には

 

  「間違った」とは絶対に言わないこと

 

と言っているのに…ついポロリ。

 

 ま、ほとんど地噺なので…どこまでが地なのか台詞なのか曖昧なので…ま、いっか…わぁ自分に甘い!

 

 立×か維×か…。

 

 

 少し大きな声を出すのでご常連の高齢女性が驚かないかと心配しましたが…驚かなかったようです…聞こえなかったのかな?∠(^_^)

 

 来月もよろしくお願いします。