大切。
大切だと思った。
このこにはオレがいなきゃダメなんだと思った。
オレが一緒にいなきゃいけないダメだと思った。
煌びやかな場所で、その子と出会った。
これは偶然?
必然なのかも。
運命?
それとも宿命?
そんなことは誰にも分からない....
でも、その子は、ちゃんとそこにいたんだ。
そこに存在していた。
普段は、その場所には行かない。
本当にたまたまだった。
ふと立ち寄ってみたくなった。
特に何かをやりたいわけでもないし。
ただ見て周るだけ。
どんなモノがあるのか、一通り見れば帰るつもりだった。
その子は、悲しそうに寄りかかっていた。
ちょっと気になった。
だけど、気軽に話しに行くのは止めようと思った。
もちろん初対面だし。
共通の話題もないし。
その場所ら辺を、ひと回りふた回りしてきた。
・・・
その子は同じ場所で寄りかかっていた。
限られた空間にいるかのように。
まるで自分のパーソナルスペースを守るかのように。
すごく気になった。
それに目が合ったような気がする。
気のせい?
用もなくなり、
いや、最初から用なんてなくて。
その子がいたから。
帰るに帰れなくなった。
このままでは帰れないというか、帰ったら帰ったで、後悔するというか。
だから....
思い切って、行動してみることにした。
1回、話し掛けてみて、それでリアクションを見て、ダメなら、諦めて帰ろうかと。
嫌なことをしたくないし、しつこくするのも嫌だから。
とりあえず1回話してみて、どんなリアクションをするのか、見てみることにした。
「こんにちは。」
「こんにちは。何度か目が合ってたね!笑」
おーーリアクション良いじゃーん!
もう一回。
「すげー気になって、思わず声を掛けちゃいました。」
「声を掛けてくれて、嬉しかった❣️」
ヤバっ!もうGETできそうじゃない!
GETっていう言葉は悪いけれども、その時はマジでそう思った。
オレはもうドキドキしていた。
「ここにずっといるの?」
「見た通りなんですけど。。」
ここにきてツンデレ!
(ベジータは本当にツンデレなのか?笑)
「オレ、話したいんだけどさ。」
「それは嬉しいよ❤️」
デレかいっ!
「あのさ...(この後、暇かなぁ?)」
「ちょっとしつこいんですけど!笑」
・・・
「そっか、もういいです。」
「私、もっと話ししたい❣️」
オレは弄ばれてる.....?
こっちが押せば、あっちが引き。
こっちが諦めようと思えば、あっちからのリアクションがある。
なんか冷静になりたくて、その場を離れて。
でも、やっぱ、その子のことが気になって。
そしたら、男性が話しかけてきた。
その男性を仮名:田所さんとして。
田所さんは
「あの子、ずっとあそこにいるんですよ。」
「誰かを待ってるみたいに。」
「話しかけられては、少し会話して、みんな、立ち去ってしまう。」
「僕もあのこをよく見かけてはいるんですけど、特に何もせず、ただ見ているだけでした。」
「もし良かったら、僕から少し話しをして、あなたのことを伝えてみましょうか?」
ここでチームプレイ!笑
「是非是非!お願いします!」
「なんかオレもここまで来たら、諦め切れなくて。」
田所さんが、その子と話しをしてくれてる。
(マジでありがたい。)
「あの!名前、くーちゃんって呼んでほしいそうです!」
「あなたのこと、好印象に思ってますよ!」
「わかりました!ちょっと行ってきます!」
・・・
「くーちゃん!?」
「はーい❣️よろしくね!」
おおー!
いけるいける!
「くーちゃん、この後、空いてる?」
「うーん....」
「オレ、もっと話ししたいんだけど。」
「でも....」
「あのさ、純粋にもっと一緒にいたいっていうか。」
「・・・・・」
「くーちゃん、一緒に行こうよ!」
「.....ごめんなさい。やっぱ無理!」
おいー!
マジかよ。。
だけど、無理矢理なんて連れていけないし、意志を尊重してあげたいし、二人の気持ちが一緒に重ならなきゃ、意味ないし。
もう諦めよう......
「田所さん...もう無理っぽいので諦めます。」
「ずっと見てました。」
「すごく良い感じだと思うんですけどね!」
「もうちょっとだけ頑張ってみませんか?」
「だけど...」
「これ以上、話しても無理だと思います。」
「僕、もう一回様子見てきます。」
「ちょっと待っててください!」
・・・
「大丈夫そうです!!」
「ここを離れるのが、少しだけ不安だったみたいです。」
「だけど、出たい気持ちはあるみたいです!」
「あとちょっとだといけるはずです!!」
「ガッチリいっちゃって、くーちゃんのことをもう離さないであげてください!」
「わかりました!最後、行ってきます!」
「田所さん、本当にありがとうございました!」
・・・
「くーちゃん?今ちょっと平気?」
「うん。。」
「くーちゃんと一緒にいたんだけど。」
「うん。ありがとう。」
「くーちゃん?オレ、キミのこと大切にするよ。」
「うん。。。」
「もうオレと一緒に来いよ!」
「うんっ❣️一緒に行く❤️」
「これでずっと一緒にいれるね!」
「うん!!」
30回以上アプローチした。
途中、諦めようかとも思った。
最後まで行動してよかった。
くーちゃんが、オレを選んでくれて嬉しかった。
大切にしようと思いました。
紹介します。
オレの大切な存在。
ずっと一緒にいたいと思ってる。
「くーちゃん、挨拶して!」
「こんにちは!くーです❣️」
「一応、熊やってます❤️」
かわいいな!
ずっと一緒!
どんな時も。
出演&事柄
オレ・・・楽
くーちゃん・・・熊のぬいぐるみ
田所さん・・・店員さん
煌びやかな場所・・・ゲーセン
くーちゃんの寄りかかっていた所・・・UFOキャッチャー内
話しかける・・・100円投下
回数・・・100円投下した回数
ツン・・・まったくキャッチできない
デレ・・・惜しい!あと少しでGETできそう!
田所さんの行為・・・位置修正&取れやすい所へ移動
オレとくーちゃんの会話・・・妄想
くだらないブログを最後まで読んでくれてありがとう!笑
3000円使っ.....そんな話ではなくて
オレの愛の話でした❣️
===おまけ===
「あれ?オレの大切なくーちゃん、どこ?」
くーちゃんは
フローリングの隅で埃が付きながら、すやすやと寝ていました。
「大切にするよっ!!」
「30回もやっちま......(T ^ T)」
オレはくーちゃん、一筋になったので、
二度と煌びやかなあの場所には行きません!
オレの人生のキーワードは
☆LINE@