中国共産党はチベット仏教のトップ、ダライ・ラマの後継者を独自に選定する姿勢を打ち出している。
無宗教者達が宗教の指導者を選ぶというのも矛盾しているが、
現ダライ・ラマ14世の影響力を排除したい意図がみえみえ。
チベットには貴重な鉱物資源(レアアース)が存在しているため、
中国は絶対にチベットを手放さないだろう。
ということで、2014年9月19日記事再掲
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11年ほど前にダライ・ラマ14世が来日したとき、講演を拝聴したことがあった。
野太い声で語る姿は非常にエネルギッシュであったものの、
講演内容は若い人々を対象に語っていたので、奇異な内容はなにも無く、常識的なお話に終始していた。
チベットの伝統的宗教観では「ダライ・ラマ」という人物の魂は一人だけということになり、
進化したこの単一の魂がタンデムに生まれ変わって、代々のダライ・ラマになっているということらしい。
新しいダライ・ラマを探すために、先代の遺品を携えたラマ僧がチベット各地を巡って、
転生した新生ダライ・ラマを発見するドラマは感動的ですらある。
1週間前のニュースになるが、
現猊下は最後のダライ・ラマになるという。
ダライ・ラマ「生まれ変わり制度を廃止」発言に中国反発「絶対に認めない」
http://www.huffingtonpost.jp/2014/09/11/dalai-lama-successor-and-china_n_5801862.html
上記はダライ・ラマ14世がドイツ誌に語った内容に中国政府が反発しているという記事で、
多分に中国よりの視点なのだが、
ダライ・ラマの本意は、ご本人の死後、
次期ダライ・ラマの選出に関して中国共産党の思惑通りにはさせないという決意の表明であるようだ。
チベットを支配するために宗教をコントロールしようとする共産党政府の意図は明瞭で、
もとより輪廻転生を認めているわけではなさそうなのだが、
それではダライ・ラマご自身は、
歴代ダライ・ラマとしてのすべての前世の記憶を持っているかどうか、、
言行録などの資料を読んでいないので残念ながら私は知らない。
活仏としての能力・霊性は常人のレベルを超越しているだろうから、
おそらく前世の記憶を保持されているものと推測しているが、
それなら、
ダライ・ラマという宗教的指導者が今後不要ということの霊的真実はどうなのだろうか?
・ご自分の意志で今後転生しないことに決めた?
・転生はするけれど、次は別の場所で違う存在として生きる?
・高次元システムの決定に従った?
いずれにせよ、
他サイトで話題になったように、
人間の転生システムそのものの激変を感知しての意味を含むとしたら、
この時期、
それはそれは大変な重みのある告知ということになり、
とても無関心ではいられない。
〜〜〜〜〜再掲終了〜〜〜〜〜〜
体温を越える猛暑が続く。
もう2,3週間の辛抱か?