アラートが鳴っても何もできない、
北朝鮮にやられっぱなしで大慌て、の構図。
ということで10年前の記事再掲
2013年4月9日「ミサイル着弾点予想」
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通告なしのミサイル発射は宣戦布告に等しい、というのが国際感覚ではなかろうか。
いかに日本が平和なオメデタイ国家であるか、を世界にさらけ出している状況である。
こんな国はいくらでも脅迫して、支配してやろうと考える輩が近隣にはいくらでもいそうだ。
さて報道でご存じの通り、
中距離弾道ミサイル”ムスダン”の”試射”が迫っているようだ。
そこで、敵の思惑を勘案し、ミサイルの経路を幾つか予想してみた。
1.日本海コース
GoogleEarth
これは単純な試射コース。
初めて撃つミサイルなので、無難に納めたければこの方向に打ち上げ、各種基礎データの収集に努めることになる。
2発の内の1発はこれでも良いか。
ただ、費用対効果を考えるとこのコースでは勿体ないし、物足りない。
2.ハワイコース
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2009年のミサイル飛翔経路を踏襲してハワイ方向へ打ち上げ、射程限界を試すコース。
射程4000kmの中距離弾道ミサイルの能力を最大限に試すことと、
日本(東北)上空を通過することによる脅迫効果がある。
実害をもたらすこと無く、
日米の迎撃態勢をフルに探知可能となり、中露にとっても美味しい。
3.グアムコース
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本来の目的である一番実用的なコース。
グアム島まで3400kmなので、その手前で着弾させることになる。
このコースで成功すれば米軍基地に対する現実的な脅威となるため、
米国は最新鋭のミサイル防衛システム
「戦域高高度地域防衛(THAAD)」を配備する予定。
もっとも、これが発動するときは戦争である。
日本にとっては日米安保の「集団的自衛権発動」問題に関わるため、早急な法整備が必要である。
つまり、ミサイルが米領グアムへ向かっているなら、
同盟国である日本はミサイルが日本上空を通過する前に迎撃すると言うこと。
それが同盟国としての当然の勤めとなる。
4.日本脅迫コース1:敦賀原発狙い
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射程4000kmのミサイルを、
敢えて距離800km余りの敦賀原発に向ける。
日本に対する脅迫効果絶大である。
5.日本脅迫コース2:東京上空通過
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射程1500km位で東京上空を通過させ、日本に対する心理的効果を狙う。
6.東京直撃実戦コース
GoogleEarth
今回はこうならないだろうが、
上記5のコースが成功すれば、実戦では間違いなくこのコースとなる。
中距離弾道弾を敢えて4,5,の経路で飛ばす場合、
「ロフテッド軌道」を試すことになる。
これは、打ち上げ角度を大きくし、垂直に近い方向へ打ち上げることでミサイルは高高度に向かい、
落下時のスピードも通常より速くなるためPAC3での迎撃が困難になる。
敵国弾道ミサイルに対する日米の探知・防衛体制は、偵察衛星をはじめとしてイージス艦SM3、PAC3(今回は新宿・防衛省、朝霞、船橋に配備)、コブラボール、無人偵察機、Xバンドレーダーなどが配備されている。
技術的にはSM3block1a、同2aと、弾道ミサイルの高度により迎撃態勢が異なるものの、
より高高度になるほど、そして突入速度が速いほど迎撃困難となる。
従って明日になるか明後日になるか分からないが、
中距離弾道ミサイルが上述のロフテッド軌道を試した場合、
迎撃空振りになる可能性も大いにあり、予断を許さない。
個人的にはミサイルが関東上空通過時に目撃できるかどうかが気になっている。
いずれにしても、平和ボケの日本にとっては”覚醒の一撃”となることだろう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜再掲終了
日本が攻撃された時、米軍が反撃するかどうかは疑わしい。
韓国へは戦略原潜派遣するそうだが、
戦術的には何の意味もないどころか、敵に原潜のデータを取られるだけ損だ。
日本は自前の防衛体制をもっと強化しないと、
いつか(大地震直後に)ミサイル攻撃されて北から南から同時侵略されるだろう。
ウクライナと同じ状況は、北海道でも起こりうる、、、。
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