エンケ彗星を母体とする「おうし座流星群」は、
毎年10月〜11月に出現しているが、あまり注目されてはいない。
王室天文協会の月間報告で公表されたカナダのウエスタン・オンタリオ大学の研究によると、
来月以降、エンケ彗星の残渣天体(直径100mサイズ)である
「おうし座流星群」の隕石と宇宙塵の雲が地球に接近するという。
地球接近シミュレーション
直径100mの隕石は1908年のシベリア・ツングースカ隕石級の破壊をもたらすのだが、
同サイズの隕石が多数含まれた流星群が地球に降り注ぐ可能性について研究者は警告を発している。
今夏の「おうし座流星群」が、
歴史に残る大出現となって天文ファンを喜ばせるか、
とんでもない大災厄となるか、注視したい。
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