今朝5時の某FM音楽放送を聞いて大変勉強になった。
解説者のM氏によると、
16世紀に西欧から日本に到達した音楽は、キリスト教の布教の一環としてのキリスト教音楽≒グレゴリオ聖歌であり、
合唱も器楽演奏も当時(1500年代後半)、
キリスト教の施設「セミナリオ」や「コレジオ」の教科として毎日教えられていたそうだ。
グレゴリオ聖歌の「CREDO」が実は、
琴(箏曲)の「六段」として伝承されている、というM氏の解説には目から鱗が落ちるような衝撃であった。
また、長崎五島列島の隠れキリシタンに伝承されている「オラシォ」(oracion:お祈り)の一部には、スペインのローカルな賛美歌が残っていることを確認したという。
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個人的には「グレゴリオ聖歌」と「聖チェチーリア荘厳ミサ曲」、
グノーの「アベマリア」は好きだ。
近い将来、ローマ法皇が来日する時に、長崎・五島列島を訪問したい希望をお持ちと、
先日のニュースで見た。
450年の時を越えて、
極東の国にキリスト教合唱曲・グレゴリオ聖歌が
オラショとして残っている事実に法皇は感激することだろう。
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