今年は地震多発の年になるだろうか?
ということで、
2016年9月12日記事再掲
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
PHP刊 角田史雄著「次の震度7はどこか?」
を買って見た。
本書帯より
・活断層は大地の古傷にすぎない
・プレート説で地震は予知できなかった
・地下の熱エネルギーが地震を引き起こす
・今こそ日本人が知るべき「熱移送説」を、平易に解説。
マントルトモグラフィーを使って地球内部を観察すると、
従来の大陸移動説とは別の状態が分かってきたようだ。
マントル内部には地球の核からの高熱を伝導する部分と
岩石のままの比較的低温部分が入り組んで存在し、
丁度アリの巣のような構造になっているという。
日本の地下にはマントルからの熱の移送経路が3通りあり、
・一つは沖縄から中国へ抜けるルート
・九州へ抜けるルート
・太平洋沿岸を東北へ抜けるルート
エネルギー移送が一定の周期性をもっているため、
地震と噴火の予想もある程度可能らしい。
具体的には、
>小笠原諸島の西之島が噴火し、
2014年10月に八丈島の東方沖でM5.9の地震を発生させた熱エネルギーの流れは、
2017年から2018年にかけて、伊豆・相模地域に到達する。
>首都圏南部の地震の巣は、
静岡・神奈川県境、神奈川県中部、多摩川あたり
南埼玉・東東京・千葉中央、利根川沿い にM5クラスより大きい地震が集中している。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
本書は東南海地震よりも首都圏地震を注目している。
それが起これば首都直下型となるため、
過去の事例から縦揺れに対する警戒が必要となる。
個別の地震解説よりも
熱エネルギーの転送説に瞠目した。
地球深部からやってくる、
磁気を帯びたマントル流であろう
「磁龍」という考え方に近いのかも知れない。
〜〜〜〜〜再掲終了
クリック頂いて有り難う御座います。