極東ウラジオストックで開催された「東方経済フォーラム」において、
ロシアのプーチン大統領が安倍総理に対して唐突に、
前提条件抜きで年内の日露平和条約締結を提案した。
日本にとっては領土問題棚上げはとても承服できないため、
政府は当面無視を決め込むことだろう。
経済的に追い詰められているプーチン大統領の奇手ともいえる今回の提案、
平和の話をする一方で、
中国軍・モンゴル軍と共同して
30万人規模の大軍事演習を実施しているから油断ならない。
ここで思い出すのは、第2次世界大戦当時の日本とソ連の関係:
以下、Wikipediaより
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1939年9月にヨーロッパで第二次世界大戦が始まり、
その直前に独ソ不可侵条約が結ばれるという激変の中、
そこで、南進論によって英米との対立激化が避けられない日本と、
不可侵条約を結んだナチス・ドイツとの関係が常に不安定なソ連の両国は自分の背後を固める必要性に迫られ、
その後、第二次世界大戦は連合国側の勝利が確実となり、
ソ連は4月に日ソ中立条約の非延長を通告し、1946年4月で同条約が失効することになった。
和平交渉の仲介に期待する中央政府は目立った対応をしなかった。
そして1945年8月8日、
ソ連は有効期間が残っていた日ソ中立条約を一方的に破棄して対日宣戦布告を行い、日本側勢力圏の満洲帝国、それに日本領の朝鮮半島北部(北緯38度線以北)・南樺太・千島列島を侵攻・占領した。
〜〜〜〜〜〜引用終了
連合国側内での密約があったにせよ、
国際条約を一方的に破棄する国を信用出来るか?
たとえプーチン・安倍の個人的交流があるとしても、
ロシアの国益を優先するプーチンは(日本が弱みをみせれば)非情に豹変する可能性もある。
今、拡張を続ける中国・朝鮮半島と対峙しなければいけない情勢で、
また過去と同じパターンが繰り返されるのか、
露中の大規模軍事演習を見るにつけ、一抹の不安が呼び覚まされる。
極近い将来、
自然大災害で疲弊した日本に、
もしも中露が南と北から同時に侵攻してきたら、、、。
参考:黒幕はスターリンだった 大東亜戦争にみるコミンテルンの大謀略
落合 道夫著
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