国立感染症研究所によると、
この冬に変異型ノロウイルスGⅡ17型が大流行する可能性があるという。
ノロウイルスには予防接種も特効薬もないので、
接触感染しないように予防するしか手はない。
一方、国内の学術研究によると、
昨期(2014/2015期)に流行したインフルエンザ・ウイルスは、
A香港型(H3N2)が約95%、
B型が5%だったという。
(H1N1は流行しなかった。)
各種研究によると、
インフルエンザ予防接種の有効率は20%という低値だった。
にもかかわらず、
今期のインフルエンザ・ワクチンは従来のワクチン(A型2種、B型1種)より
B型の成分を1種増やした4価ワクチンとなり、
値段は従来の1.5倍くらいになるという!
A型に対する有効率改善を置き去りにして、
たった5%の流行率のために大幅値上げするとは、
厚労省と製薬会社・製造会社が結託していると疑わざるを得ない。
もっとも私自身は従来からインフルワクチン接種しない人なので、関係ないか。
小さなお子様を持つ親にとっては悩ましいところだ。
インフルに罹ったら即座に抗インフル薬を内服・吸入すれば効果はあるので、
大部分の人々にとって今年のワクチン代は無駄になると思う。
(但し、慢性疾患のある人は接種した方が良いかも知れない。
高齢者には地方自治体の補助があるので気休めに打っても損はないか。)
予見では、
2017年頃に新型インフルが出現するらしいので、
その時どうするかだ。