7月20日、米国とキューバが54年ぶりに国交を回復した。
オバマ大統領唯一の外交業績となりそうだが、
米国に対する軍事的脅威の除去という意味では功績といえそうだ。
キューバと国交回復することによって思わぬメリットもあるらしい。
経済封鎖している間に、キューバは独自の医学研究をすすめており、
このほど、
ハバナにある分子免疫センターは「肺癌ワクチンCimavax」を開発したという。
このワクチンは直接がん細胞を攻撃するのではなく、
細胞が癌化する時に働く表皮成長ファクターをターゲットにしている。
ワクチンによって産生された抗表皮成長ファクターの働きで肺癌の拡大が遅くなり、
余命の延長も確認されている。
今後FDAの認可を得るために、このワクチンを米国内の研究施設と共同研究するという。
国交回復により、
米国はキューバの医学から恩恵を受けることになりそうだ。
この”Cimavax”、日本にも導入されるか?
• News Source: Wired.com