iPhoneにアクセス制限がかかってしまい、自宅での情報収集が上手く行かない。
その上、仕事が集中してきてブログどころではない状況となっている。
 量よりも、質の問題で、しばらく気が抜けない状態が続く。

一昨日、太陽の大規模フレア爆発があったので警戒していたが、
静止軌道上の磁場変化は出現せず、地震警戒記事はださなかった。

こちらから見える雲の様子にも変化なく、まだ大丈夫なようだ。


 広告に釣られて買って見た。

築地書館刊 山野井 徹著
「日本の土」
(地質学が明かす 黒土と縄文文化)

ほとんど学術書の趣なので、面白そうなところだけ拾い読みをした。

関東・甲信越の地層に黒い色をした
「クロボク土」の層が存在するという。

この地層は従来、関東ローム層の火山灰と考えられていたのが、
著書の研究によると人工的な土であるという。

クロボク土を分解解析すると、ヒューミンという不溶性腐食有機物が含まれており、
それを顕微鏡で観察すると微粒炭であることが分かった。

 関東甲信越でのクロボク土の地層分布は、縄文人の居住域と一致し、
年代的にも1万年前から存在していることから著者は、

縄文人がその時代以降、長年月、広範囲に渡る焼き畑農業を営んでいたのではないかと提唱している。

 現在日本各地で伝統的に行われている焼き畑は、作物の収量を増す効果もあり、
藁の燃えかすである微粒炭も発生することから、縄文人も狩猟採取だけではなく、
(稲作以前の行為として)焼き畑をして作物収量を増加させていたのだろうか。

 臨死体験者の木内氏によると、
縄文時代の畑では、
細かく砕いた炭をある一定の深さと間隔で土中に埋設することによって、
空気中の窒素固定に役立てて土壌改良していたという。

「クロボク土」の存在は、この説の傍証となりそうだ。



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