リベリアから米国に入国して発病し、
テキサス州ダラスの病院で今月8日に死亡した患者の看護に従事したスタッフから、
2人目のエボラ陽性者がでた。

米国CDCは発端者に接触した76人を監視下に置いていたにも係わらず、
この二人目の感染者はクリーブランドからダラスへ向かう航空機に搭乗していたことが判明したため、

同乗していた132人に対して、当該感染者との接触がなかったか聞き取り調査を始めたという。

エボラは空気感染することが動物実験では証明されているので、
もし同機搭乗者から感染者がでた場合、今後米国内でのエボラ・パンデミックの可能性も現実味を帯びてしまう。

西アフリカでのエボラ感染者は増加し続け、現在の患者数は9000人ほど。
12月には1週間につき1万人の新規感染者が予想されており、
アフリカにおける感染制御は不可能となったようだ。

ヨーロッパ・米国で二次感染が広がれば、日本に入るのも時間の問題となり、
潜伏期間にある感染者は検疫を容易にすり抜けるだろうから
、国内での流行もある程度は覚悟しなければならない。

厚労省は感染症専門病院における「アビガン錠」の投与を認めたようなので、
早期発見早期治療でなんとか対応可能かも知れない。

大都市ほどリスクの高くなる時代の始まりである。


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