報道によると中国湖西省でトリインフルエンザH10N8に罹患した女性が死亡したという。
世界初となるH10N8型トリエンフルエンザ感染、
今のところ致死率は100%だ。
今春発生して一時治まったかに見えたH7N9型も、再度広がり始めているだろう。
この型はトリでは弱毒性のため、H7N9型によるトリの大量死亡が見られない。
そのためかえって、感染源がわかりにくくなっている。
ヒトからヒトへの感染も報告されているので、今後この型が流行の主流になったら大変。
今年2月以降のH7N9型トリインフルエンザによる死亡率は32.6%。
患者は高齢者や慢性病のある人、女性より男性に多い傾向があり、
高率に肺炎を合併するので特に50歳以上の男性は要注意。
一方、すっかり影を潜めた観のあるH5N1型の死亡率は、
2003年が100%
2010年 50%
2012年 62.5%
2013年 66.6%
国別では最高がインドネシアの83.4%
最低はトルコの33.3%、
中国は66.7%と
かなりばらつきが見られる。
季節性のインフルエンザが流行し始めている。
現行のワクチンは勿論上記トリインフルエンザには全く効果無し。
中国本土からの人間との接触は、可能な限り控えた方が良いだろう。
それでも罹ってしまったら、既存の抗インフルエンザ薬を倍量服用(吸入)するしかない。
今後のキーワードは
R292K変異
インフルエンザウイルスがこの変異をきたすと、
抗インフルエンザ薬に耐性を獲得するため、
薬が効かなくなり、死亡率は跳ね上がることになる。
ジュセリーノの予見が現実化しないことを願う。
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