今朝は地震の夢を見た。
日中、ビルの中に居たら、突然ガツンと揺れて、しばらく揺れが続いた。
窓の外をみると木々がユサユサと揺れている。震度5くらいの体感でも、被害は皆無だった。

さて、生命科学の分野では地道な研究が続けられて成果をあげている。
そんなニュースを一つ。
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農研機構花き研究所は17日、かずさDNA研究所や東京農工大学、
サントリーグローバルイノベーションセンター(東京都港区)と共同で、
カーネーションの全ゲノム情報を解読したと発表した。
約4万3000個の遺伝子を明らかにし、
花色や花持ちにかかわる遺伝子を多数発見した。
今回の遺伝子機能の解明で、新品種開発が加速することが期待される。


http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020131218caar.html


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今回の研究によるカーネーションゲノム解読では、
5億塩基対(A-T,C-G)以上が読み取られて4万個以上の遺伝子が解明されたということになる。
ヒトの遺伝子数(約2万個)より多いというのは、今更ながら驚きではある。

ご存じのように遺伝情報を伝えているDNAは二重螺旋構造になっていて、
4種類の塩基(A,T,C,G)がペアを組んで水素結合されている。

つまりAはTと、CはGと必ず結合することになっているので、
DNAは2ペアーの塩基対からなっていることになる。


これが、RNAに読み取られ、4つある塩基(AUCG)の内、
3つの塩基(コドン)で一つのアミノ酸を指定している。

(例:システイン UGU,UGC
アスパラギン AAU,AAC)




ここからは他人様から聞いた話を基にした想像なのだが、

A-Tペアを0、
C-Gペアを1、
と仮定すると、
DNAの塩基配列を二進法で読み取ることも可能となる。

従って上記例示のシステインは 010,011
アスパラギンは000,001ということになる。

真核生物の染色体末端に存在して重要な機能を持つ部分を「テロメア」というが、
これはTTAGGGの塩基が反復した構造となっている。

テロメアは「000111」の繰り返しなのだ。

 さて、この調子でヒトの全ゲノム、30億塩基対を二進法に変換していったら、
一体どんな全体像が出現するだろうか?
  

ヒトの全塩基配列はデータベースを利用すれば見ることが出来るので、

どなたかお暇な方、染色体別に読み替えてみては如何だろう。

世紀の大発見に繋がるかもしれない、、笑。



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