パレスチナ解放機構(PLO)議長でパレスチナ自治政府の初代大統領であった、
ヤセル・アラファト氏(1929/8/24~2004/11/11)の遺骨分析結果が発表された。

 アラファト氏はヨルダン川西眼地区ラマラでイスラエル軍に包囲されたため2001年から軟禁状態が続いていた。

2004年10月10日体調を崩し、
10月27日より嘔吐をくり返し意識レベルも低下したため、
29日にフランスへ移送されてペルシー仏軍病院で治療を受けたが、11月11日に死去した。
遺体はパレスチナのラマラに埋葬された。


http://ja.wikipedia.org/wiki/アラファト より

「アラファートの死因に関しては毒殺疑惑があり、
アラファートの妻がアラファートの遺品をアルジャジーラに持ち込み
スイスローザンヌ研究所で検査した結果、
アラファートの遺品から高濃度の放射性物質ポロニウム210が検出されたことから、
アラファトの妻が毒殺説を主張しフランスの裁判所に刑事告訴した。

パレスチナ自治政府はアラファートの死因究明のための遺体掘り返しと検体サンプルの採取を承認し、
20121127日、アラファートの墓を掘り返して遺体の検体を採取したこと、
および、フランス、スイス、ロシアの科学捜査研究者が死因を鑑定すると公表し[4][5][6]
毒殺が確認された場合は国際刑事裁判所(ICC)に提訴すると表明した[6]。」


このほど、上記鑑定の結果が公表された。
報告書は280ページもあり、
その中でアラファト氏が埋葬された土とアラファト氏の遺骨から、
放射性物質ポロニウムが自然界の18倍の濃度で検出されたという。

 報告書はアラファト氏の妻に手渡されたため、今後は司法手続きに入ると思われる。

ポロニウムによる暗殺というと、
ロシア諜報部員アレキサンドル・リトビネンコの事件を思い浮かべる。
彼は何者かによってこの放射性物質を飲食物に混入され、
急性放射線障害による多臓器不全で死亡した。

 今回の調査により、アラファト氏の死因がポロニウムによる毒殺であったと結論づけられるのだが、
ロシアに続き、イスラエルも同じ手段を使うのかと疑念を向けられるだろう。

 日本でも同じような行為(か別の方法が)政治家等をターゲットとして密かに、
米露中によって展開されているかも知れない、、、。





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