2年程前まで地方TV局で放映していて毎週見ていた、
米国TV番組「デッド・ゾーン」、
レンタル落ち中古DVDを先日買ってしまった。
(本国では2006年頃放映)
シーズン1~6まであったTV放送では、
途中から見始めたので、始まりがどうなっていたかよく分からなかった。
なんとなく昔あったような話だな~と思いながらも、毎回引き込まれて最終回まで見た。
今回DVDで第一話を見てやっと納得。
高校教師でアイスホッケー選手だった主人公ジョニー・スミスは、
交通事故で頭部打撲したため昏睡状態となり、6年後に突然意識を回復する。
ところが他人に触れると、未来と過去の関連ヴィジョンを透視する能力にも目覚めていた。
それから、
毎回その能力によって事件を解決したり、事故を未然に防止したりというSF心理サスペンスが展開される。
やがてある議員と出会い、その議員が大統領になると核戦争を引き起こすヴィジョンを見てしまう、、、。
今朝(笑)アマゾンの書評を見て気づいたのは、
この原作はスティーブン・キングで、30年以上前に
クリストファー・ウォーケン主演の
映画「DEAD ZONE」を私は外国で既に見ていたのだ。
こちらの結末は、
主役が大統領候補を暗殺しようと企てるも失敗して落命、
しかし、大統領候補は銃撃から逃れるために聴衆に居た赤ちゃんを自分の盾にしたことが命取りとなった。
(この候補が大統領にならない未来となり、核戦争は回避された)
TV番組の方は、主役の亡き母が残した莫大な遺産に絡んだ陰謀が複雑にからんで別の展開になっていた。
メインテーマ?の核戦争は最終的に阻止されたようだった。
番組を見ていて最後まで分からなかった
「DEAD ZONE」という意味は、
事故の衝撃で賦活され、透視能力が開花することになった脳の領域のこと。
第1話をみてようやくタイトルの謎が解けた。
で、偶然にそのような能力が発現しても、
人格が向上するわけでも霊格が上がるわけでもなく、
日常生活は同じように継続していく。
なので、能力開発だけを主眼とした努力は、
今の時代ではもはや有害かも知れない。
結局、脳力開発よりも、
自己内奥の探求(”神性”の発見)の方が価値あるテーマなのだと、
別の意味で気づきを与えてくれるドラマでもあった。
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