物語も佳境に入り、
いよいよアトランティスの崩壊が始まった!!
<さらばアトランティス・・・愛をこめて> 第49話
原作:ドラゴン 編集:FUKATI
これまでの主要登場人物
フーカ:レムリアの叡智を受け継ぐアトランティスの老神官・祭司長
(現代ではこのブログの管理人FUKATI !?)
・ハロンの科学者サマ博士:フーカの弟子。生き残りミッションを担当。
・ヨーシ総統:前提督を暗殺し帝国乗っ取りに成功した。
・宮殿長ヒーロ、その部下ローキ
・宇宙観測所所長デープ
・官房室長・広報室長ロミ
・その部下ミチ・・秘密情報員で巫女
・秘密警察長官ターナ
・取調室長マーク
・警護官長マーサ
・黒魔術集団頭領スーガ
・黒魔術師ワーラ
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一方 、ロミとサマ博士とデーブは、ハロン(今の中東)にいた。
現地で小国の指揮を取っていた キュ博士と会っていて、
現地での 地下都市への緊急避難民への誘導やら、
最大の地下都市アガルダとの受け入れ調整と 隕石群・ 遊星爆弾の正確な動きなどの 説明を聞いていた。
ロミがキュ博士に尋ねた。
「 地下都市とは、一体 いつから そのような 次元の高い 人達が 住み着いたの 。
私達 アトランティス人の祖先との関係などは、どうなの?
皆が皆 受け入れてくれるんですか!」
「大変良い質問です。
そうですね 、簡単に 説明させてもらいます。
アガルダ 地下都市は、色々な民族がいます。
高度なテクノロジーから 原始的な 生活を営んでいる者まで様々です。
無論 アトランティスの祖先の方々も。
アトランティスが 大昔の様に 、宇宙意識が薄れ 物質を求めて来た 頃より 多くの方々が 地下に移動なされたと 聞いています。
また 、ある程度 霊性が高くなければ 受け入れにくいのも、今も同じです。
地球生誕より 何十億年にも渡り 色々な星からの関与も有り 、霊性の高い方々は宇宙に散るか 、
また 地下に潜るかして 生存してた歴史があります!」
「お話の途中ですが ロミ様、 今 アトランティスの 北方の地域で かなり大規模な クーデターが 起きた模様です!」
「サマ博士、 それは本当ですか! 」
「本当です。何でも マナイ(今の欧州)の下側の半島付近より 、
アトランティスの主要都市目掛けて核弾頭が飛んで来たとの情報です!」
「ロミさん、あそこらは、もともと故コーン提督閣下の直轄領土で、その上の国々は亡き妃の植民地領土でしたので 、
政権が代わり 待遇も悪くなり 、表には現さなかったが 内乱状態になっていました。」
「それを武力で 今のスーガ総統閣下が かなり酷い仕打ちを していたので 、遂に 反乱を起こしたんだわ!」
時 同じくして 宮殿では、隕石問題に スーガを何とか味方に付けたのだが 今度は、
アトランティスの国内の問題が 内乱と言う 形となって現れ、
ヨーシ総統と宮殿側は、突然の先制核攻撃で不意を突かれた形となった。
首都の騒乱を鎮静化させると同時に、直ちににマナイに 対して手加減無しの攻撃命令を下したため、全土が内乱状態となった。
<さらばアトランティス・・・愛をこめて> 第50話
「一体どうした事なんだ。
ヒーロよ 、なんだ、何か解ったか?
何故急に ?小競り合い程度だったのが 。
マナイに 誰が 仕掛けたのだ! 」
「申し上げます、 ヨーシ様 。
未確認ですが マーサ警務長官の調査で、何でも マナイの反乱軍が 核攻撃する数時間前に 、
あの黒魔術集団のワーラらしき 黒い竜巻が 現れたと 。
あの怪しい竜巻は、マーサが 黒魔術の魔殿で見たのと 同じことに気づき報告が入りました! 」
「そうか あ奴の 仕業か。
儂に悪魔殿での 初対面で こけに された 腹いせか。
ふーん それは、それで理由が解った。
ヒーロよ マナイを 徹底的に叩け 。
こちらからも 容赦なしに 核弾頭をぶちこんでやれ! 」
「しかしこれでは、隕石爆弾より 先にアトランティス 、いや 地球が もちません!」
「なにをぐずぐずと 申す。 どっちにしろ 殺られる前に やり返すのじゃ! 」
「はぁはぁーっ、かしこまりました。総統閣下殿!」
内乱の拡大にアトランティスとマナイ 、
いや 地球全体の想念が淀み 、
あちこちで 核爆弾による地獄絵図のような悲惨な破壊が敵対する双方により繰り返された。
上空より 見渡していた ワーラが 叫んでいた。
「 私に恥をかかせた報いぞよ。悪魔の力を思い知るがよい!」
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第50話終了
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