<さらばアトランティス・・・愛をこめて> 第38話
原作:ドラゴン 編集:FUKATI
これまでの主要登場人物
フーカ:レムリアの叡智を受け継ぐアトランティスの老神官・祭司長
(現代ではこのブログの管理人FUKATI !?)
・ヨーシ総統:前提督を暗殺し帝国乗っ取りに成功した。
・宮殿長ヒーロ、その部下ローキ
・宇宙観測所観測員デープ
・官房室長・広報室長ロミ
・その部下ミチ・・秘密情報員で巫女
・秘密警察長官ターナ
・取調室長マーク
・警護官長マーサ
・黒魔術集団頭領スーガ
・黒魔術師ワーラ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ロミが隠居したフーカと会って、 神殿より 巫女三人を 生け贄として 悪魔殿に差し出した事と今後について意見を求めた。
そのころ、 密かに アトランティスの滅亡を預言し、気骨の有る 学者や神官、職人 たちを ハロンの地(今の中東、エジブト付近)へ送り、
隠れ里の中に 宇宙の叡知を引き継ぐ 者たちによる 小国の建設を進めていた。
ロミ「フーカ様 大変です、神殿から 巫女三人が 悪魔殿へ 連れ拐われました。
どうもヨーシ総統閣下の指示とかで 、私たちには手も足も出せません。
どうか 良い知恵は、ありませんか 。
何とか助けて下さい。その中に私の部下のミチもいます!」
ロミは、すがるように フーカに 懇願した。
暫く沈黙していた フーカが口を開けた。
「ロミ様 、今の隠居の儂の力では、どうにもなりませんが 。
この間のトル、リル 兄弟の霊的教えの解析をハロンにいる 弟子たちに 任せていますので、
内容に関係がもし有れば 解決の糸口があるかも知れません!」
ロミ「 何かわかるかしら!」
フーカ「宮殿側の真意をもう一度 確かめて下さいませんか!」
ロミ「解りました。部下のミチと連絡が 途絶えてしまい 取り乱してしまい 私と した事が 恥ずかしいわ!」
「そう言うロミ様も 中々 可愛いですよ!」
「まぁフーカ様の意地悪! 」
早速 ロミは、部下を使い 宮殿内の情報収集に力を入れた。
その頃 宮殿では、マーサが 、
スーガに何とか 品を受け取ってもらい ヨーシ総統自ら スーガに会って 依頼する事の重要性を総統に進言していた。
側近のヒーロもまた 、ここはやはり ヨーシ様自らでないと 先に進まないと 、マーサに歩調を合わせた。
それにより ヨーシ総統は大きく頷き 、
「分かった。儂 自ら 明日 スーガに会いに行こう!」
<さらばアトランティス・・・愛をこめて> 第39話
フーカのもとへハロン(中東) 弟子の サマより 連絡が 入った。
「 隕石群の 襲来が 必ず 近々来ると?」
その 予測の割り出しに 高次元の波動を 使い、 割り出す方法を 弟子たちに 依頼した 結果が 届いたのだった。
予測によると 今後 一年以内に 、隕石の落下で アトランティスを始め 他の 大陸も 壊滅的状態になるという。
丁度その時、ロミは フーカに、 宮殿内の情報でヨーシ総統が 黒魔術集団のボス であるスーガに 直接会いに行き、宮殿を留守にしているという情報を伝えた。
「フーカ様、 やはり 宮殿側はこの間の トル、リル博士の霊的現象を重く受けとめ、 なんらかの動きが あったものと思われます!」
「儂にも先程 ハロンの弟子より、 隕石群が 一年以内に衝突するという情報が入り、 いよいよかと 思っていた所だったんだ!」
「ヨーシ総統と 黒魔術集団は、いったい 何をやるつもりでしょうか!」
「うーん、多分 隕石群の迎撃をやるのでは、!」
「またまた 解らなくなった 。
なんで 悪の集団が 地球(このアトランティス)を守るのでしょう、 どういう事でしょうかフーカ様! 」
「ただ単に我が身が 可愛いだけだよ。
ただ カルマの昇華を 先伸ばししているだけで は、母なる 地球の想念は、何も改善されず益々物質依存になってくる。
精神性は低下の一途をたどってしまい、母なる 地球の 高次元への 上昇が遅れて致命的と なる前に、
一度 このアトランティスを 更地に せねば と、
儂なりに 弟子たちや 有望な学者を中心に ハロンに 小国家を築かせている。
やがては、それが 新しい 地球の秩序を取り戻す為の 活動をすることになる。
それが せめてもの 儂のカルマの昇華だという自分なりの解釈なんだよ!」
「またまた 難しくて 解らないわ?
要するに アトランティスを 壊して 、ハロンから 再出発 する為の準備をしていると言う事でしょう!」
「 まぁそう言う事かなぁ!」
フーカは、また 一人となり、外の風景を見ていた 。
懐かしさと あの幼少時代 三人仲良く遊び学んだ一人が、今では黒魔術集団ボスに なっている 。
スーガや ヨーシたち、今となっては、懐かしい 望郷の 念にかられていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~
第39話終了
クリック頂いて有り難う御座います。