<さらばアトランティス・・・愛をこめて> 第33話
原作:ドラゴン 編集:FUKATI
これまでの主要登場人物
主人公トル:レムリア人エリート科学者の血を引き、アトランティスの科学アカデミーで学んだ新進気鋭の科学者。隕石落下で落命。
(現代ではこの物語の原作者であるドラゴンさん)
リル:トルの弟。同じく優秀な科学技術者。トルの後を追うように他界。
ターシャ:今は亡き科学者トルとリルの姉。優れた霊能力を持ち、アトランティス王宮で巫女となる。
フーカ:レムリアの叡智を受け継ぐアトランティスの老神官・祭司長
(現代ではこのブログの管理人FUKATI !?)
・ヨーシ総統:コーン提督を暗殺し、帝国乗っ取りに成功した。
・宮殿長ヒーロ、その部下ローキ
・宇宙観測所観測員デーブ
・官房室長・広報室長ロミ
・その部下ミチ・・秘密情報員で巫女
・秘密警察長官ターナ
・取調室長マーク
・警護官長マーサ
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フーカのいる 神殿の出先の教会近くの 小高い 丘にトル、リル兄弟の 石碑が 建てられ、
ヨーシ政権からの 名誉の回復が 与えられ、 晴れて 式典が ヒッソリと 執り行われる 事となった。
当日は、フーカを始め 一緒に 汗を流した 学者たちや トル、リルの 妻、
そして子供たち にターシャとロミ、ミチ 、さらにデーブも 急遽 駆け付け 、ささやかではあったが 何故か 心が 癒される 不思議な 集いだった。
セレモニーが 終わり 懇談の場に なった時に 、石碑に何やら 白い オーブが 2つ 漂って いるのを デーブ が 最初に 見つけた。
デーブ「ミチ様、 何て綺麗なんでしょう。
あなた様のまばゆい純白のドレスが、あの白い雲と同じようにまた一段と眩しく 輝いて見えます! 」
ミチ「まぁ お上手な事。
デーブ様も 中々 ロマンチストなんですね?
お固い 技術屋さん かと 思ってましたのに 少しは、見直しましたわ?。
本当に あの 白い 球体のように!
ちょっと 何 、石碑の 上に 小さな 白い 球体が 二つ!
だれか、 ターシャ様 見て、 見て、 あれ 、あれ です!」
駆け付けた ターシャが 即座に霊視して言った、
「 弟たち 二人だわ。! トル リル ! 」
「姉ちゃん トルだよ! リルだよ。俺達の為に ありがとう!」
ターシャ「どうしたの 光となって。
他の世界から どうして 戻って来たの。
何か 伝えたい事が 有るのですね!」
トル「 姉ちゃん、 聴いて。
一度しか 言わないよ 。
この アトランティスは、この母なる地球に 対して 取り返しのつかない カルマを 残して しまったため、
今回は父なる 宇宙も ラストチャンスを 与える為に 、
アトランティスを禊なされる 事が決まり、その 矢はもう放たれました。
もうじき それが ハッキリ 解るでしょう。
その時、アトランティスの民の 生きざま が 問われますが 、
本質の魂に 気付いた人々は宇宙の神々様が 救う 手はずです。
高次元の 星々から 生まれた 故郷の 同胞の先輩 たちが上空にある高次元のシッブで 待機していますので 、
安心して 自分に 恥じない 生き方を 貫いて 下さい。
何が有ろうが 、それはそれで 良いのです。
全ては、学びです。
自由意識を尊重しながらも 、宇宙は調和を望んでいます。
残念ながら 今のアトランティスでは、殆どの方々が 見失っています!」
ターシャ「リル、分かったは!
トル 、もしかしてレムリアの伝説の あの手を使ったのですね!」
トル「姉ちゃん 、それは、やがて バックスビンをした 隕石群が あらゆる 磁場を飲み込み、
大きな 宇宙の愛となって一瞬に アトランティス 全土を 包み込む日が 迫っていますが、
全てを 受け入れてください! 」
ターシャ「トル、 リル 、待って! もっと 詳しく 教えて お願い!」
兄弟とのコンタクトも この短い やり取りで 終わった。
そこに いた 人々は、皆 唖然とし、これから 迫りくる 事態に おののいて しまった。
それを いち早く聞きつけた宮殿側の高官が、 急ぎ ヨーシ総統閣下に 赴いて 内容を伝えた。
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第33話終了
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