<さらばアトランティス・・・・愛をこめて> 第13話
原作 ドラゴン
二人のトップ会談に 沈黙が続いた。
そして フーカが口を開いた。
「コーン君、いや失礼コーン提督閣下。あなた様は、愛の解釈について若き日に私が与えた教えを今でも忘れずにいたとは、驚きです。私も痛みいります。
されど愛には、次元を超え、トテツもなく広範囲にわたる宇宙創造主様の想いと エネルギーが有ります。そのどの辺りを担うかによって お役目柄が当然変わりますが!」
するとコーンから
「そう言えば若きあの優秀な学者トルとか申す者、若かりし頃の先生を見たような気がした!」
「それには、お礼を申し上げます。命を助けてもらいました事です!」とフーカ。
コーンは続け「私も不思議にあのトルとかと言う学者には、認め許す気持ちが沸いて来たのだ。彼を見ているとプライドや世間体、見栄や虚栄心など感じない、自然の摂理そのものと言う感じであった。
私も何故か癒されていた。彼もまたこのアトランティスで私ら以上に役割を授かった人物の様に思える。!」
「さようでしたか。大分、提督閣下も宇宙の愛を少しは、理解できましたなぁ!」とフーカ。
コーン提督「その愛に免じてフー先生お願い出来ないだろか!
私から愛情では無く、 愛を今後は、皆に与えると 。」
フーカ「そして アトランティスにその愛を持って帝国を納めて頂ければ、この爺、老体にムチ打ってでも隕石群落下(遊星爆弾)阻止に全力を尽くさせてもらいます。!」
コーン提督「そうか やってくれるか!」
フーカ「それともうひとつ あの学者兄弟を許してくれないだろうか!」
コーン提督「フーカ先生の頼みより、愛と言う名に誓って約束するよ。今回あの者たちの関与が遊星爆弾だった事も忘れるよ!」
フーカ「さすが!!!閣下 気付いておられたか!」
コーン提督「いいんだ。それにより私も含めアトランティスの重臣の目が少しは、覚めた事だと思うよ。愛に礼を言うよ!」
フーカ「閣下 大きくなられましたなぁ!」
コーン提督「 先生頼みましたよ!」
二人の会談は、終わったが 隣の部屋で聞き耳を立てていた人物がいた。
重臣の中の二人で 一人は、宮殿長官のヨーシとその部下のヒーロだった。
嫌な予感が走った。
<さらばアトランティス・・・愛をこめて> 第14話
ヒーロ「長官聞きましたか! 」
ヨーシ「聞いたよ 驚いたよ! 」
ヒーロ「隕石が降って来てどうなるかと思って、やっぱり忘れていた神様に 祈るしかなく、さすが 祭司長 ・神官長のフーカ様々と 思ったら 何ですか、 誰かが 関与 しているみたいな 事でしたが、どうなっているんでしょうかねぇ?!ヨーシ様(館長)!
ヨーシ「ヒーローよ 良く聞け。
これは天災では無く人災だ。つまり、これを解決すれば 我々はアトランティスの 救世主だ。神的存在に成れる、英雄だ。 早速 ヒーロよ、宮殿内の秘密機関を使い調査するんだ 、急げ!」
ヒーロ「分かりました 長官! 」
コーンとフーカの秘密会談があろうことかアトランティスでも 一、二を争う欲の塊に 聞かれてしまい、大変な事態になってしまった。
一方、何も知らないトルたちは、順調に 波動照射増幅機械に祈りの想念を乗せトルの右脳コンピューターで 位置を割り出した 隕石群を誘導していた。
ヨーシ「大変です。長官!分かりましたよ! 」
ヒーロ「何わかっだと ! 」
ヨーシ「そうです。!あいつ です。あの若僧学者で、夜夜中に 宮殿に迷い込んで来て 提督閣下に 恐れ多くも会わせてくれと 言った、あのたわけ者ですよ!」
ヒーロ「何だって あの たわけ学者か!」
ヨーシ「そうですよ!」
ヒーロ「よしわかった。そいつを捕まえて牢屋にブチコムのだ。あくまでも秘密に 行動してくれ!」
ヨーシ「分かりました 宮殿長官様! 」
ローキは、秘密警察長官のターナに事情を話し秘密理に尚且つ慎重に事を運ぶ様に指示をだした。その命令を受け 秘密警察が動いた。
時を同じくして提督官房室のロミが、表向きは宮殿内の報収集分析且つ広報報道のスポークスマン的存在だが、 裏では女性目付け役 の仕事についていた。
そのロミに 秘密警察官の忍ばせた一人の部下ミチより連絡が入った。
ミチ「神殿に不穏な動きが有り秘密警察の捕物が有るとか!」
ロミ「それは、聞きづて ならない話しだわ 。早速 こちらも調査開始よ。」
部下のミチに指示を出した。
ミチ「ロミ様 早速 行って来ます。」
ロミ「それで 神殿には、巫女として 行ってもらう。 それなりに 表向き 演じてよ お願いね!」
ミチ「かしこまりました! 」
数日がたったある日、 祭司の方々が所要で神殿を留守にしていた時に、いつもと 違う 御用達の人々がやって来て、神殿内の 石の柱の修繕工事と言う事で 受付を済ませ 中に入ってきた。
その頃の手法は、クレーン車などは、一切 使わず 重力波動(4次元の重力と3次元の電磁気)を使い どんな 重く 長い石の柱でも、楽々 十メートル近くまでいくらでも浮上可能だった。
この加工建築技術があったため石の建物が多かった。
工事屋に扮して、中の見取り図から大体の居場所を掴んだ 秘密警察官たちは、さほど 苦労せずにトル以 数名の学者たちが工事の為に 礼拝堂に、参拝者が 休みと言うことで、 皆 その日は、地下に居なくその近辺で寛いでいた。
特にトルは、石の柱の修繕には、尚更 興味が1るために出迎えていた。
工工事屋に扮したターナ(秘密警察官長官)が
「 ここは、大変危険な為 暫くの間は、他の場所に移動お願いします。」 と言いながら神殿にいる学者達に触れ回りながら顔を確かめていた。
周りが ほとんど立ち去ると ただ 一人 柱の脇に 立っている 若者がいた。
「すいません ここは、工事の為 危険てすのて゛立ち去って下さい。 どうか お願いしますと。」
彼に 話しを切り出したが、逆に 邪魔しないから 工事を見させてほしい と 頼まれた時!
「あなた様は、トル様では、!」
「私がトルだが! 」
そう言った瞬間に、
「者共 この若造を逮捕しろ。 急げ 。」とターナが命令し、
数十名の工事作業員が トル目掛けて殴りかかり蹴って気絶させた 。
そしてトルを 袋に入れ、工事車両で神殿を後にした
こうしてトルは秘密警察に拉致された。
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第14話終了