アルジェリア・イナメナスのガスプラント襲撃事件は最悪の結末を向かえたようだ。

外電は人質7人死亡、うち日本人2名と伝えている(未確認情報)。

このプラントに日本人は17名いて、人質になったのは3名ということだった。

情報は錯綜しているようだがアルジェリア政府は作戦終了と発表したので、これから犠牲者・生存者の詳細が判明するだろう。

アフリカ諸国の融解が始まっており、イスラム武力勢力が勢いを増しているため再発しない保証は無い。

アルジェリア IN AMENASのプラント画像

イナメナス2013

Googleearth

ということで、また続き

<さらばアトランティス・・・愛をこめて> (11)






数ヶ月が経った。




トルをはじめとする仲間の学者と神殿から祈る一般人の想念が、波動砲照射と共振したパワーとなって宇宙の彼方の空間座標に放たれ、ターゲットの隕石群に当たった。




かつて若き日のフーカたちにより一度は軌道を外されていた隕石群が、 軌道を変えて再び地球を目指してやって来た。




その頃、 宇宙研究アカデミーで観測に関わっていた御用学者数名は観測と言っても殆んどが怠慢で、変わりばえのしない天体観察を無気力に行っていた。




そのお陰で、隕石群の異変に 気付くのはずっと後になってからとなり、トル達にはまるで救いの神の援護がついているかのようだった。


 


しかしトルは遅かれ早かれ気付かれる事を想定し、仲間の学者にも内緒で、隕石欠片の三割にバックスピンを掛けて地球とは逆の方向へわざと飛ばしていた。




それには不気味な回転が掛かっており、これがやがてトルの目論見以上の効果を生んだ。




そのうち観測所では、観測員の一人であるデーブ観測員が異変に気づいた。




デーブは同僚に前日以前のデータの有無を問うたが否定され、




しかたなく自分の担当時間だけ座標チェックを続けた。




数日後、


「やはりこちらへ向かっている。これは大変だ!すぐに所長に連絡だ!」と大騒ぎになった。


                     


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第11話終了




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