79歳となり、益々お元気にお務め下さる。
無神論者や共産主義者には、
このお方の存在価値は理解不能だろうか。
この偉大な存在が日本にいらっしゃるという霊的意味を、私達はもっと意識し、感謝してもバチは当たらないだろう。
代が代わって、異変が起きてから気づいても遅い。
ということで、
まだまだ続く、、、。
<さらばアトランティス・・・愛をこめて( 4)>
やがて、トルとリルの兄弟に転機が訪れた。
それは、帝国がすでにレムリアを破った今、次なる目標であるムー大陸を攻め滅ぼして地球の覇者となり、太陽系の半分を征服する計画が持ち上がったのだった。
アトランティス帝国の科学技術力を結集し、軍備強化のため特に優秀な科学技術者を早急に集めることとなった。
皇帝の摂政機関、軍事の最高責任者で皇族でもあるため民衆からは大変恐れられた人物、しかも次期王位を虎視眈々と狙っている男、その名もコーン提督閣下の要請によって、新たな軍事科学諮問機関が設立された。
この機関の責任者には、コーン提督閣下の命により祭司長(フーカ)が選出された。
祭司長は帝国内の各アカデミーより1000人規模のエリート学者たちを選出し、その中にはトルとリル兄弟も含まれていた。
帝国内の学者たちは選ばれただけでも名誉であり、地位が約束されて将来が不動のものとなったと思っている者たちが殆んどであった。
しかし兄弟たちは、地球と宇宙の発展と平和のための科学であり、われ善しの学者たちとは大きく考えが異なっていたため、祭司長に数回辞表を出したが、恩師の説得に我慢の毎日だった。
そんな中、過去に気象操作波動機械と論文を盗んだ犯人学者たちも諮問機関に属しているのが分かり、いかに利己的で嫌になるほど精神性の低い集団であることかと思い知った。
それでも兄弟たちは、全てに善しとなるための利他的科学を目指した。
ある日、提督閣下(コーン)は、1000人近いエリート学者たちを前にして訓示を述べた。
その内容たるや恐るべきことに、ムー帝国(大陸)を滅すために大陸を沈めよ!
我がアトランティスの力を不動のものとせよ!栄光のアトランティスに勝利を!と鼓舞するものだった。
科学者一同は、一斉にアトランティスに勝利を!提督閣下に忠誠を! 万歳 万歳 万歳!と呼応した。
「何と悲しく虚しい帝国なのだろう!これが 憧れのアトランティスか!」と弟リルは、退席した。
後を追った兄のトルは弟に、「リル、ムーの罪も無い人達や動物や植物を、少しでも多く救うために力を貸してくれ」と語り、決意した二人は涙が止まらなかった。
あのレムリアの悲劇を繰り返してはならない、と二人は誓った。
リルが思い出したのは、爺っちゃんが 愛の力とよく言っていた言葉?オマジナイで治した婆っちゃんの姿であった。
レムリアの波動!愛の波動 がすべてであり、宇宙は波動でできているので 、波動を修正さえできれば 何でも 蘇生すると悟ったのだった。
「たとえ放射能で生物が死に瀕しても、 細胞を蘇生する方法を実現するには、原子転換をして細胞の生命を修復するためには、リル、あなたの 知識が 必要だ 」
「リルは早速生き物の波動を調査分析して欲しい。私は、可変波動照射増幅機の製作に取り掛かるよ! 」とトルは話した。
そして二人は秘密裏に行動を開始し、そこに十数名の 同志が 加わって実験と試作を繰り返した。
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第4話終了 次回に続く